介護費用 いったいいくらかかるの?
その答えがわかるのは、他界した後。
だからといって、
成り行きに任せようと考える人は少ないと思います。
30代~50代の相談者様に
「まだまだ先の話ですが、自分の介護にいくらぐらいかかるのか、今から意識してくださいね。」とお伝えしています。
その金額は500万円
もちろん人によりけり、状態によりけりですが
私が参考にしたのは、いくつかの数字です。
まずは厚生労働省の「平成30年度 介護給付費等実態統計」の↓
受給者1人当たりの費用額
平成31年4月審査分の金額 170,000円です。
この金額は費用ですから、
自己負担額は17,000円(1割負担)~51,000(3割負担)
要介護度別に支給上限あるので全額介護保険対応できるとは限りません
だからあくまでも目安
そしてもう1つの参考数字は
生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国調査」
過去3年以内に介護経験のある家族に対するアンケート結果です。
毎月の介護費用は平均7.8万円
どこで介護するか、介護度によっても金額は異なります。
1.7万円~7.8万円~8万円~11.8万円
さらに介護の期間も数字を参考にして
※介護が継続している場合は、現在までの経過年数
毎月8万円の介護費用が5年(60ヶ月)続くと仮定するならば
480万円≒500万円
という数字が導き出されます。
ですから、私は
「目安として500万円と考えてください。」
とお伝えしています。
実は、現在の社会保障制度では 更に↓
1年間の負担が少なく抑えられるという制度もあります。
このような数字を基に将来の目安を立て
その後老後が近づいてきたら、自分の状況と社会保障制度を確認する
こんな作業をすれば慌てず、恐れず、準備できるのではないでしょうか?





