前回までは年収や手取り・返済期間からローンの返済額を考えました。

 

①いくら借りられる?

②年収じゃなくて手取りから考えよう

③いつまでにローンを返済するの?

④その時ローンの残高は?

 

 

 

今回は住宅ローン以外の支払いを考えます。

 

 

住宅購入時にかかる費用の主なものと

住宅購入後にかかる主な費用を表にしました。

 

 

 

住宅購入時の費用は

たいていの場合

住宅メーカや不動産やさんが「○○円ぐらいかかりますよ。」と

目安の金額を教えてくれるので、

忘れることは少ないと思います。

 

 

 

注意が必要なのは住宅購入後にかかる費用です。

 

 

戸建て・マンション共通なのは固定資産税と都市計画税。

年に一回(もしくは4回)の支払いです。

給与から毎月一定額を税金支払いのために

積み立てをしておく必要があります。

 

 

 

マンションの場合は

管理費や修繕積立金、駐車場代が毎月かかります。

住宅ローンの返済に気を取られて、

ついつい忘れがちになる毎月の費用に注意が必要です。

 

しかもこれらの費用は

途中で金額が変わる可能性が充分にあります。

金額が上がっても支払いが負担にならないように、

住宅ローンの返済額を考える必要があります。

 

 

戸建ての場合は

マンションのような毎月決まった支払いはないので、

負担感は少ないかもしれません。

しかし、自宅が老朽化すればいつの日か修繕が必要となります。

突然の大きな支出に慌てることのないよう、

独自の修繕積立を検討する必要があります。

 

 

以前住んでいたマンションでは

築10年を過ぎたころから

管理費・修繕積立金の延滞をする世帯がいくつかありました。

管理組合が交渉にあたりましたが、

同じマンションの住人どうし、気分の良いものではありませんね。

 

現在のマンションでは

管理規約を変更し、管理費の上昇ペースを早めました。

 

 

せっかく手にいれた住まいを

残念な気持ちで手放すことのないように

事前の準備が大切です。