前回までは年収や手取り・返済期間からローンの返済額を考えました。
今回は住宅ローン以外の支払いを考えます。
住宅購入時にかかる費用の主なものと
住宅購入後にかかる主な費用を表にしました。
住宅購入時の費用は
たいていの場合
住宅メーカや不動産やさんが「○○円ぐらいかかりますよ。」と
目安の金額を教えてくれるので、
忘れることは少ないと思います。
注意が必要なのは住宅購入後にかかる費用です。
戸建て・マンション共通なのは固定資産税と都市計画税。
年に一回(もしくは4回)の支払いです。
給与から毎月一定額を税金支払いのために
積み立てをしておく必要があります。
マンションの場合は
管理費や修繕積立金、駐車場代が毎月かかります。
住宅ローンの返済に気を取られて、
ついつい忘れがちになる毎月の費用に注意が必要です。
しかもこれらの費用は
途中で金額が変わる可能性が充分にあります。
金額が上がっても支払いが負担にならないように、
住宅ローンの返済額を考える必要があります。
戸建ての場合は
マンションのような毎月決まった支払いはないので、
負担感は少ないかもしれません。
しかし、自宅が老朽化すればいつの日か修繕が必要となります。
突然の大きな支出に慌てることのないよう、
独自の修繕積立を検討する必要があります。
以前住んでいたマンションでは
築10年を過ぎたころから
管理費・修繕積立金の延滞をする世帯がいくつかありました。
管理組合が交渉にあたりましたが、
同じマンションの住人どうし、気分の良いものではありませんね。
現在のマンションでは
管理規約を変更し、管理費の上昇ペースを早めました。
せっかく手にいれた住まいを
残念な気持ちで手放すことのないように
事前の準備が大切です。
