2016年の株式相場は荒れに荒れています。
昨日500円下がったと思ったら、今日は1000上がったり落ち着きがない相場です。
今日は株式のお値段のお話です。
株式は大きく分けて種類が2つあります。
上場株式と非上場株式です。
上場株式とは全国5ヶ所にある証券取引所で売買ができる株式のことを言います。
非上場株式とはそれ以外の株式、上場されていない株式のことを言います。ですから私たちが株取引をするのは一般的には上場株式となります。
ではこの上場株式の値段はどのように決まるのでしょうか?
オークションをイメージするのが一番わかりやすいです。
「株を売りたいと思っている人」と「株を買いたいと思っている人」がいてお互いの希望価格が一致したときに株式の売買が成立し、そのときの成立した値段が株の値段、つまり株価と呼ばれます。
これは「板」と呼ばれるものです。
証券会社でみることができます。(証券口座を開設してPCやスマートフォンからログインしてみることができます)
上記の例でお話します。
左は株式を売りたい人の情報が出ています。
青く色が変わっている部分は2,687円で100株売りたいと注文を出している人がいるということです。
右は株式を買いたい人の情報が出ています。
赤く色が変わっている部分は2,676円で200株買いたいと注文があるということです。
このままでは、株式売買取引は成立しません。
例えばここに「いくらでもいいから今すぐ200株買いたい」という人が表れたとします。
すると、2,687円で売りを出していた100株と2,690円の100株の売りの取引が成立します。
この取引が成立した値段(この場合は2,690円)となるわけです。
「いくらで買いたい。売りたい。」と値段を決めて取引をすることを指値。
「いくらでもいいから買いたい。売りたい。」というのは成行といいます。
証券会社に口座を持っていないとなかなか見る機会はないと思いますが、
「株の値段てこんな風に決まるんだ。」とちょっと興味を持ってもらえたら幸いです。
