前回、金融機関がローン審査時に目安にする2つの数字「年収倍率」と「返済比率」のお話をしました。

今回は、計算で使った年収について考えてみましょう。



年収といわれてあなたは源泉徴収票のどの金額を思い出しますか?源泉徴収票上の1番大きい金額です。

会社は給与を支給しますが、=手取りではないことは知っていますよね?(いったい何のことだろうと思ったひとは、すぐ給与明細をひっぱりだしてください)


支給された給与から、年金保険料・健康保険料などの社会保険料と所得税・住民税が差し引かれて残ったお金が給与口座に振り込まれます。この手取りのことを、可処分所得(かしょぶんしょとく)といいます。※可処分所得とは、個人が処分(つかうことが)能な所得

一般的に可処分所得は 年収の80%前後といわれています。


年収と実際の使えるお金は違うということを知っておきましょう。住宅を購入するときだけでなく、マネープランを作るときに役に立ちます。
次回は 具体的な数字で考えてみましょう。