先輩と話した後、言われた通り彼に電話をかけた。

その口調から多分…電話を待っていてくれた気がした。


「別れちゃった」


そう言う私に彼は


「明日会おうか」


そう言って、私達はまた改めて翌日に2人で会う約束をした。



バイト先ではなく、夕方自宅に迎えに来た彼の車に乗り

私は彼の隣で奥多摩までのドライブを楽しんだ。


楽しくて

幸せで


あの彼との独特の空気は

未だに本当に彼としか得られない


そして何年会わなくても、久しぶりに会う彼の隣はいつも

同じ空気で包まれる。



「初めてのデート」

その日の夜、奥多摩の駐車場に停めた車の中で

私は彼に色々なことを打ち明けた。


ずっと好きだったこと。

それを先輩にも告げたこと。

スタンドでバイトをはじめた理由。

彼のそばにいたいこと。



彼はどんな顔をするんだろう。

不安な気持ちで打ち明ける私に


彼は「俺、彼氏の友達だぜ?ふっ

少し意地悪に笑いながらそう言って


困った顔の私を抱き寄せてkissをした。



「俺でいいんだな?」


彼の言葉にうなずき…

私は彼の彼女になった。





アナタはきっと気づいていないけど

久しぶりに会った時の最初のkissは

いつもあの時と同じだよ。


少しだけ顔をこっちに向けて

ちょっと意地悪に私を見て

少し止まって

優しく笑って


抱き寄せてkissをする。


だからね、会うときはいつも

その瞬間を楽しみに待ってるの苦笑記号3


愛してるよ。

今でも少しも変わらずに。



ペタしてね


食事の後、先輩と車の中で話をした。


「好きな人が出来たって誰の事?俺の知ってるやつ?」



ものすごい知ってるやつです汗




もう隠しても仕方がない。

私はぶっとばされるのも覚悟で、彼にはっきり告げた。

「△△さんの事がずっと好きだった。」


先輩はずっと黙ったまま前をみて暫くタバコを吸って…ようやく

「あいつは?お前の事どう思ってんの?」そう聞いた。


「知らない。私の気持ちは話した事ないし、2人で会った事もないし…」

そんな返事をしたと思う。


その後も多分いろんな事を話したけど、内容はほとんど覚えてない。


「もう戻れないのか…」そんな事を繰り返し問われ、うんざりな気持ちを

「彼の友達を好きになってしまった」という罪悪感で消し、何とか先輩の

気が済むまでとことん話しに付き合った。


何度話しても動かない私の気持ちを確認して、最後に「わかった…」

先輩はそう言った。



終わった。


別れの寂しさよりも、ほっとした。



ペタしてね


先輩と話終わると、「ちょっと待ってて」と彼の方へ行き


「ごめんね…まさか今日来るとは汗」と言うと

「まぁありえるよな。彼氏だし」と苦笑い。


さすがに少し困った彼に「メシ一緒に行けるか?」と聞かれた答えに私は

「隣に乗って行ってもいい?」と、いきなり我ながらぶっ飛んだ提案をした。



何考えてたんだろうね。私苦笑

多分、せっかく迎えに来てくれた彼に恥をかかせたくない…

そんな気持ちだった気がする。



彼は「いいのかよkai?!」って驚いたけど

そこはもう向こうとは終わってる私。

(昔から彼以外の彼氏には、殺されてもおかしくないくらいに非情な私だ叫び

彼の心配は「いいの、いいの記号3」と軽くかわし


先輩の車に戻り

「△△さんの車に乗せてもらってもいい?」

そう無邪気に一応断った。


「おぅ、たまには乗せてもらえ」

別れを切り出した私と2人になるのがイヤだったのかな。


先輩は明るく許可した。




彼の車に戻って



「初めて」彼の隣に座った。


車好きな私達にとって

大切な車の助手席は、ある意味特別な場所。


こんな状況の中でも、初めて彼の隣に座ったあの感覚


あの空気は

一生忘れない。


軽い柑橘系の香りと

彼のタバコの匂い


あの時の香り

エアコンで冷やされた空気のひんやり

彼との距離

みんな鮮明に思い出せる気がする。



「大丈夫なのか?」と少し心配する彼に


「あの電話の後…先輩に別れたいって電話したの」

「今日は顔見て話がしたいから来たんだって」


それだけ言った。


彼もそれ以上は何も聞かなかった。


別れる理由も

私の気持ちも


何も聞かなかった。


ただ、車を降りる時に


「夜電話しな。どんなに遅くてもいいから」


それだけ言ってくれた。


この一言も嬉しかったな。ものすごく。



あらかじめ決めていたファミレスに着き

私たちはいつもの様に普通に笑って食事をした。


そして彼とはそこで「バイバイ」し

私は先輩の車に乗り込んだ。



ペタしてね

先に車を止めていたのは先輩彼。


彼はその車の後ろに、自分の車を停めた。



どうして彼は車を止めたんだろう

(実はいまだにこの理由は聞いた事がない)



「やばい…汗」とは思ったはず。



クラクションひとつで

しらばっくれて通りすぎてしまえばよかったのに



彼は車を止めた。



焦った私は急いで着替えに行ったので、私を待つ間先輩と彼が

どうしていたのかはわからない。


私が着替えて出て行った時には、2人はそれぞれの車に乗っていた。


普通なら…

どっちか降りるかして、2人で話してない?



仕方ない。

まずは先輩彼の方へ行き、わかりきってたけど「どうしたの?」と聞く。


先輩は「顔をみて話がしたくて」

そう言った。


「でも△△とメシ食いに行こうって話しになったから、話はその後で」



3人でメシ…ガクリ(黒背景用)



「ご飯のあとでいいの?」と聞くと

「△△にも悪いし、メシの後でいいよ」



優しいのか


何か気づいたのか


その時の彼の気持ちは私には読めなかった。



ペタしてね



何かそんな気がしてた…

こうなるんじゃないかってガクリ(黒背景用)




彼と初めて約束した日


もうすぐバイトが終わろうか=もうすぐ彼が迎えに来てくれる時間

口から心臓ぶら下げながら、私は残務に勤しんでいた。


時折自分ではコントロール不能な不気味な笑みを浮かべながら…顔記号3



そして約束の時間少し前にスタンド前に車を停めたのは…



先輩彼 まじ



まぁね


あんな電話の後だし


話終わってないし


来るわな。1度は。


でも今日かよどーん





で…


5分後に彼も到着 orz


なんか…


そんな気がしたんだよ。

そんな風になりそうななく


ペタしてね