今日、『薮原検校
』を見に行った。
久しぶりの古田さん作品。
今回は、微妙に客層が高めな気がします
お話は、Bunkamuraの特集記事より抜粋すると、、、。
因果な宿命を背負い盲人として生まれた杉の市は、
晴眼者を見返すために悪行の限りを尽くし成り上がっていく。
一方、知性と品性を磨くことこそ晴眼者と
対等の場に立つための唯一の道と説く塙保己市。
盲太夫という語り手により進行する残酷なユーモアと
風刺満載の物語です。
見る前までは、ちょっと眠くなってしまうかな・・・と
不安を抱いていたのだけど、全くそんなこと無かった。
むしろ、食いつき気味で見てしまった
ちょっと暗い感じのお話のはずなのに、
古田さんが醸し出す独特の笑いの空気があったり、
暗い歌を明るいリズムで歌っていたりと、
随所に笑いを含ませていて、全く飽きさせない感じ
そして何よりも、惹きつけられたのが、
舞台上のロープ
縦・横に、数本のロープが張られていて、
それが、盲目の人の歩き辛さを表現したり、
1つのお部屋になったり、2つの部屋になったり、
河になったり、橋になったり、、、。
ほんと場面場面で変化していく。
こういう演出方法もあるんだな・・・って、
ちょっと、感動してしまい、
最後は、そればかりが気になってしまった。
さすが、『世界の蜷川』っていう感じ
帰り、ずっと舞台中に歌われてた歌が、
耳から離れず、友達と口ずさんでしまった・・・。
ちょっと、ヤバイ・・・
その後、ちょっと小腹が減ったので、
毎度の事ながら、『黄金屋』へ行きました
さすがに、この時間だと、すぐ入れました。
小1時間で、、、と話していたのに、
食欲&お話に花が咲き、あっという間に、
終電コースでした。
舞台も良かったし、ご飯も美味しかったし、
大満足の1日でした
追伸:
この公演、マッチャーさん(ともさかさんの旦那様)も来てたらしい・・・。
(マッチャーさんのブログ
にて、発見)
まぁ、昼・夜とあったから、どっちだかは、判らないけど、
勝手に、親近感・・・。
[作]井上ひさし
[演出]蜷川幸雄
[音楽]宇崎竜童
[出演]古田新太/田中裕子/段田安則/
六平直政/梅沢昌代/山本龍二/
神保共子/松田洋治/景山仁美/
壤 晴彦
[会場]Bunkamuraシアターコクーン
[期間]2007.05.08~2007.05.31