天保の時代の建築家、伊藤忠太博士によると、「家相」があてになるか否かは「キツネやタヌキが化ける」というのは「動物学」の問題ではないのと同様に「家相や地相」があてにるか否かは「建築学」の問題ではない、と述べています。
例えば北に高く、南に平らなる広潤たる土地に南面して家を作るは吉であるというのは家相術を待たずして普遍であることは自明であるとも述べています。
元々、古代中国で発祥を見た「易」を軸に、五行説、あるいは、十干、十二支や暦法などが結び合わされて成立したもので、おそらくは「戦国時代」(BC403~BC221)の編纂による「黄帝宅経」が最も古い著述とされています、
「黄帝」↓
その後、仏教伝来とともに本邦にも伝わり、紆余曲折を経ていかがわしい易者や家相書の類が江戸時代を通じて、流行し、
やがて、そのうさん臭さに人々も気づき始め「家相即迷信」という考えが一般的になりました。
そして現代、「科学的に証明できないからと言って全く根拠の欠いたものだと断言するのもいかがかとおもいます。原理は不明であっても長年の積み重ねで経験的に正しい点も多くあることも確かなことだと思います。
