先月は、現実逃避の手段として、ずっと読書する時間が多かった。

読書するのは、ほとんどミステリーで・・・・・「推理小説は、時間を忘れるね。」

不眠症にはうってつけやわ。


 さて、読む本は、借りてきたり、古本屋さんで買ってきたりするのだが、古本屋さんで買った本は読んだらすぐ売りに行くので、当然その本は手元にはない。

 で、買ってきて、読みだした推理小説が・・・「あれ?なんか読んだことあるような・・・」と、デジャブーな感覚になることって、よくある。

 でも、まあ、1回読んだミステリーも、しっかり犯人を忘れてしまってたりするので、結局楽しんで読んでいるのだが・・・。(私はアホや・・・・)


 ところで、確か・・・映画にもなった東野圭吾作の「容疑者X(後に「容疑者Xの献身」)は、なぜかもう一回読みたくなって、借りて読んでみた。

 この作品って、始めっから犯人は分かっているんだけど、まったく違う空間から真実が降ってくるんだな。(まあミステリーってそんなもんだけど・・・)でも、そこには人間の思考の弱点をほんとうに突いている。


 別の空間から物事をみることって、ほんと難しい。


 たとえば精神的に弱った人を救う手段として、認知療法という治療を行うことがあるらしい。

 認知療法では、以下の心の弱った人の思考リストをまず整理することから始める。


 1、全か無か思考:ものごとを白か黒かのどちらかで考える思考法。少しでもミスがあれば、完全な失敗と考えてしまう

2、一般化のしすぎ:たった1つの良くない出来事があると、世の中全てそうだと考える。

3、心のフィルター:たった1つの良くないことにこだわって、そればかりくよくよ考え、現実を見る目が暗くなってしまう。ちょうどたった1滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように。

4、マイナス化思考:何故か良い出来事を無視してしまうので、日々の生活が全てマイナスのものになってしまう。

5、結論の飛躍:根拠もないのに悲観的な結論を出してしまう。
☆☆☆☆☆☆☆☆1、心の読みすぎ:ある人があなたに悪く反応したと早合点してしまう。
☆☆☆☆☆☆☆☆2、先読みの謝り:自体は確実に悪くなる、と決めつける。

6、拡大解釈(破滅化)と過少評価:自分の失敗を過大に考え、長所を過少評価する。逆に他人の成果を過大に評価し、他人の欠点を見逃す。双眼鏡のトリックとも言う。

7、感情的な決めつけ:憂うつな感情は現実をリアルに反映していると考え、「こう感じるんだから、それは本当のことだ」と思う。

8、すべき思考:何かやろうとする時に「~すべき」「~すべきでない」と考える。あたかもそういしないと罰でも受けるかのように感じ。罪の意識を持ちやすい。他人にこれを向けると、怒りや葛藤を生じる

9、レッテル貼り:極端な形の「一般化のしすぎ」。ミスしたときに、どうミスしたかを考える代わりに「自分は落伍者だ:とレッテルを貼り、他人が自分の神経を逆なでした時には「あのろくでなし!」というふうに相手にレッテルを貼ってしまう。そのレッテルは感情的で偏見に満ちている。

10、個人化:何か良くないことが起こったとき、自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまう

 


 こういことを思ってしまうことって・・・誰にでもあるんじゃないの?

 そして、一度その思いに陥ってしまったら、そこから抜け出すのは容易ではないのだ。

 でも、思考がゆがんでいることに気づけば、なんのことはない。

 心の弱ってる人へのカウンセリングって、ミステリー小説の解決編に似てるよなぁ。。。


 不幸を一身に背負わせらているわけでは、ないぞ!

 それは、ほとんどがあなたの思い込み。

 全か無かで物事を決めつけなくなくてもいいでしょ。

 世の中すべてがそうだと考えなくてもいいでしょ。


 別の空間から、物事をみつめれば、楽になるってもんだ。。

 自分からみれば、あなたは自分より不幸だとは思わないけどね。

 そして、自分もあなたより不幸であるとは思わない。