
体調が悪いというのに、決算打ち上げと新入社員歓迎会を兼ねての飲み会が金曜日にあった。出席しないわけにはいかないではないか。
わたしは顔が引きつったままで、その飲み会に出席した。
お酒は飲めない。もともと飲めないのなら、それはそれで何とかなるだろう。しかし、わたしは無類の酒好きなのだ。
辛かった。
ウーロン茶だけで3時間。こんなにも、酒宴が辛いものだとは知らなかった。
お医者様から、適量なら造血効果があると訊いていた赤ワインをグラス一杯だけ頼んで、それをちびりちびり啜りながら、あとはウーロン茶!!!
こんな馬鹿な酒宴はない。全然、酔えないのだ。
完全に割り勘負けである。
ああっ、神様っ。
こんな理不尽な・・・・・・。
ところが、この一杯のワイン。どうしたものか、とても堪えた。
たったそれだけで、酒豪と言われたわたしが、へろへろになってしまったのだ。
情けないことに、足元も覚束ない。
10時半になって、やっとお開きになった時には、脂汗が背中を伝っていた。
それでも、にこやかに微笑みながらお別れの挨拶をしたわたしは、一目散で帰宅した。
なんということだろう。わたしともあろうものがっ。
たったワイン一杯でっ。こんなにも酔ってしまうなんて。
痛く自尊心を傷つけられた。
土曜日は、二日酔い?で、起きられなかった。
まさかあれっぽっちで二日酔いはないだろうから、やはり体調が悪いのだろう。
やっと昼前になって、布団から抜け出したわたしは、以前から気になっていたパソコンのメンテに取り組むことにした。
安いサウンドカードを導入したら、パソコンの立ち上がりが、もの凄く遅くなってしまったのだ。多分、ドライバーが衝突しているんだろう。
以前、使っていたのは、オンボードのチップ。
確かRealtek社のチップだった。それを、C-media社のチップを搭載しているサウンドカードに変更した。インストール時に違和感を覚え、こりゃ相性が悪いなぁとは思った。
案の定、ログオン画面から起動画面に移るまでに、5分以上かかるようになった。
時間があれば、他の音関係のドライバーを全部アンインストールして、その上で、ドライバーのインストールをやり直したいと考えていたのだ。
そこで、とりあえず、音関係のドライバーを全部外して、再起動してみると、あっさりとスムーズに起動するようになった。やはり原因は、このサウンドドライバーにあったようだ。
ここまでは、比較的順調だったのだが、ここから思いもかけない苦労をしてしまった。
コントロールバネルから、ハードウェアの追加を使って、ドライバーを導入しようとしたら、フリーズしてしまったのだ。
相性がかなり厳しい。
そこで、ドライバーの再インストールを使ってみると、やはりフリーズしてしまう。
うーん。
どうしようか。
じゃあ仕方ないから、普通にインストールするか。
そう思い付いたのが日曜日の夕方。
これはうまくいった。
そりゃ、新しいハードウェアの追加の場合は、他のプログラムは全部落として、アンチウィルスソフトも切って、というのが基本だとは知ってますよ。でも、そこまで厳格に要求されたことは今までにない。大抵は、すんなり導入できた。
それが、このサウンドカードときたら・・・・・・。
まあ、甘くみていたわたしが馬鹿だったのだ。そのせいで、ここまで悪戦苦闘することになった。
ついでに言えば、本当に時間が勿体なかった。
いろいろと別の要因も考えたので、レジストリーの掃除もしたし、物理的に、パソコン内部も掃除した。物凄いほこりだった。CPUのクーラーにいっぱいほこりが詰まっていて、これを取り除いただけで、随分と調子がよくなったのではないかと思った。
ビデオカードやキャプチャーカードのドライバーも最新のものをダウンロードして入れ替えた。この入れ替え作業には、先のサウンドカードの教訓を生かしたことは言うまでもない。せんだってからの電源の更新やMBの更新の効果もあり、おかげで、わたしの1号機の調子はすこぶる快調になった。
・・・調子の悪いのは、わたしだけである。
会社の花見が今週の金曜日にあるというのだが、行けるかどうか今から心配なのだ。
花見よりは、カラオケで熱唱したい。
最近のお気に入りのカラオケナンバーは、宇多田ひかるのFLAVOR OF LIFEである。それこそ「花より男子」
「宇多田ひかる」は、人生の節目というか、変化の時に名曲を生み出すようだ。根っからのアーティストなんだろう。結婚直後のCOLORSと今回の曲は、本当に素晴らしい楽曲だと思う。彼女の曲を創り出す能力というのは、天才というに相応しいものだけれど、歌唱力も母親譲りで本当に凄いと思う。今回の歌なんて、わたしがカラオケで歌っても、ちっともよくない。彼女が歌ってこその心地よさなのだ。
「ありがとうと君に言われると、なんだか切ない」
この最初のフレーズだけで、聴くものを彼女の世界に惹き込んでしまう。わたしなど、最初にこの曲を聴いた時には、茫然自失、何もかも忘れて聴き入ってしまった。
それほどの曲である、わたしにとって。
この曲は、一時代を築く名曲ではないだろうか。クラッシックのような品格と現代にマッチした曲想は、彼女にしか創りえないものだ。
とうことで、今週末の花見はズル休みをして、わたしはカラオケに行きたいっ。
そして、思いっきりFLAVOR OF LIFEを歌いたい。
そうしたいっ。
たまにUPしたと思ったら、こんな内容でごめんなさい。