準備万端、前売券を買い求めた上で、中学生の甥っ子と2人で、先行上映を観に行った。
私の住む松山市は地方都市でありながら、大街道と衣山に2つのコンプレックス映画館を有している。いつもは、より大きくて設備の充実している衣山シネマサンシャインに行くのだが、今回は、少しでも早く観たかったので、いつもの慣例を破ってまで、大街道シネマサンシャインに観に行った。(大街道:13時45分開演、衣山:15時開演)

☆mina的評価
おもしろかった。それは疑う余地もないくらいだ。そのこと自体に、つべこべ言うつもりは全くない。
前作と比べてどうかって?
勿論、前作と比べても遥かにスケールアップしているし、165分間べったり、一瞬たりとも退屈することなく、十二分にカリブの海賊の世界を満喫できる。
しかし、観終わった後、呆然とした。
何、これっ。
やってくれたわね、ジャック・スパロウ!

貴方らしいと言えば、貴方らしい。海賊らしいと言えば、そのとおりの終わり方。
貴方は根っからの海賊よっ。やわれたわ。
よくもっ。
よくも、わたしを置き去りにして逝ってくれたわね。人でなしっ。
どうしろと言うのよ、この気持ち。
わたしは、長い長いエンドロールの間、立ち上がることもできなかった。
おかげで、最後のおまけの映像も見逃すことはなかったけれど、それにしても・・・。
ようやく、わたしにも「さらば、ジャック・スパロウ」の副題の意味が判った。
これは、貴方が「フロムヘル」で見せたアヘンで逝ってしまうあのエンディングとは全く異質のもの。・・・それは、ジャック・スパロウのことじゃないだろうって? いいのよっ、わたしの頭の中は、そのくらい取り乱しているのだから・・・
これじゃあ、どうあっても3作目を観ないと、死んでも死に切れないじゃないの。
3作目は、2007年5月ですって?
やられた。とにかく、それがわたしの感想。

☆一番の魔物は・・・
今回の敵、デイビィ・ジョーンズって、女のためにこうなったんだって?

クラーケンを操り、海の男たちから恐れられている伝説の男も、女には弱かったってこと?
だとすれば、一番の魔物は「女」ってことに・・・。
これが、この作品のテーマなのかなぁ。
「女は恐ろしい」
だって、ジャック・スパロウすらエリザベスに・・・。

わたしは、いつもはこと細かくストーリーとか見所とか書くのだけれど、今回は止めておくわ。先行上映を見たのだし、それだけで十分。
本音を言うと、みなさんにも、わたしが感じた「途中でほっておかれた」ようなあの「やるせなさ」「不完全燃焼さ」を是非味わっていただきたいと思ったのね。1人で堕ちるのは厭よ。みんな、道連れにするの。ひとりでも多く。
ジャック・スパロウ!
ああっ、ジャック・スパロウ!

貴方に会いたい。

<PS>
エリザベスは魔性の女ね。


あの仕打ちはないと思うのよね。
でも、ティア・ダルマの家で見せた涙は、本物の涙のようにも思えたし・・・。
だから、魔性の女。
わたし、エリザベスになりたい。

☆パンフレット
パンフレットが凄い。

厚いし、内容的にも読み応えがある。
わたしはいつも劇場で観た記念にパンフレットを買うのだけれど、ディズニー作品のパンフレットって、「ナルニア国物語」の時もそうだったけれど、手抜きがない。


この夏休み最高の傑作。
観ないと損ですよ。
もちろん、ハートは最高の3つ。


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