(想像してください)
地球を徘徊する宇宙人がいたとして、
ニンゲンが使うことばの概念を学び、奪おうとしていて
その宇宙人が、4つの概念を奪ったとします。
国家。財産。人種。宗教。
さて、この世から戦争はなくなるでしょうか。
・・・なくなるかも知れないよねぇ?
目がねぇ、ガッと開いちゃったよ。
始めは狭い世界のお話のように見えるんです。
1つの町の中で、登場人物も限られていて
よくいそうな人々が普通に生活してる感じなんですが
ステージ上に、複数のシーンが同時に起こっていて
それぞれの人々を乗せた板が少しずつ斜めってるというか
なんていうんですかね、平面なのに立体構造。ピカソ風?
笑ってるうちに 徐々にスケールが大きくなっていって
「あぁ、愛とか言っちゃうんだ」みたいになって
実は不特定多数のみんなのことを言ってる感じになって
色んな"概念"が奪い取られて、なくなった状態を見て
自然とわき上がる違和感だとか可笑しさに、
そっか、自分もしばられてたんだ。という発見がありました。
これって難しい問題だけど、新しい世界観のヒントでもあるはずで、
たとえば 「仲間」という概念が自分の中から消えてしまったら。
「仲間」がなくなれば 「敵」もなくなるってこと?
じゃあ逆に、「仲間」という概念を残したまま 「敵」を消すには?
先入観を疑うって面白い。と思いました。
その町ではミサイルが飛んでくるのが見えて
戦争だぜ!みたいになってて、そこへ宇宙人が徘徊し始める。
身内で戦ってる場合じゃないでしょ!ってことなんだけど
「ないじゃん、そんなの」っていうシチュエーションだからこそ
少しずつ信じちゃってる自分にビックリするし
台本の巧みさや演じ手さん達のウマさに感心しました。
劇団イキウメ。すっごい面白かった!また行きます。






