私たちが"面白い"と感じるモノは
「時間の経過につれて、人が変化することである。」
そうセミナーの先生が言ってのけました。
「登場人物の心情が、直角に変化し交錯する」
アイーダ初演の頃の紹介文は、たしかこんな感じ。
第1幕(90分)と第2幕(1時間弱)の時間バランスが悪くて
攻め入るエジプト軍の将軍と、侵入にあうヌビア王女の悲話。
つまり、ありがちともいえる設定で
エルトン・ジョン作曲の歌が だいたい一本調子に絶叫して終わる。
いまいちって言うきっかけは、たくさんありそうなんですが
なぜか好きなんですぅ!再演のたびに観ちゃうんですぅ。
「"面白い"とは」「感動とは」「愛とは」何か。
直感的に面白い!と思ったり、感動したり、愛が押し寄せる時
この得体の知れないものは何だろう?と考えるのですが、
人種や国籍を超えて あるいは空間や時を超えて
「交わる」という事と、「それによって変わる」というのは
3つ全ての答えとしてイイ線いってると思う。
それでも以前は、王女アイーダさんの存在が圧倒的で
「彼女と、彼女を取り巻く2人」みたいな図式だったのが
今回は キャストや演出が変わり、
全員がマジで変化し交錯するお話になってました。
それぞれに感情移入しつつ1回ずつ観たくなった。
揺らぐって面白いわー。
同じ作品を何度も観ると そのたびに響くセリフが違って
自分の心理に気づいたり、ちょっとした自己診断ができるんです。
"運命が気に入らないなら変えればいい"んだって。
うわぁ。
“100回生まれ変わっても、きっと君を探し出すよ”
・・・なんて言うだけの状況とストーリーに
説得力を持たせるのは難しいと思うんですよ!
最後に、英語わかる人へ。
エジプト軍のラダメス将軍の歌詞です。
"現代っ子"な感じが両方に出てて、見事じゃないですか!?
(英語)
Seems quite unbelievable to me.
I don’t want to live like that.
Seems quite unbelievable to me.
I don’t wanna love like that.
(日本語)
実りのない時を生きたくない。
その流れの中で愛したくない。
・・・「流れ」ですよ。流れ。
