素晴らしかった!のではないでしょうかっ!?
ギリシャ劇なんて難解チックものに、うっかり感動してしまいました。
ギリシャとトロイアの戦争の間に起こった少しの出来事を描いた、
ホメロス著の叙事詩を基にしたお話。いざ、銀座へ出陣。
宗教というのは死への恐怖が はじまりなんじゃないかと
私は常々思ってたんですね。
死んだら次の世界がある?イイ事したらもしかしたら助かる?って。
必死でしがみつくわりに、性格悪い人はいるし犯罪はあるしで
カミサマというものにどうも不信感ムンムンだったのですが、
ギリシャの神話世界ではどうも違います。
もっともっと身近で、災いや運命について対話する相手。
それでも戦いは10年経っても終わらなくて、
もし自分がそこにいたらと思うとやっぱり参加してるんでしょうねー。
義理、復讐、栄光、血筋、歴史。逃げられないよなぁ。
太平洋戦争なんかはギリギリで想像できるとしても、
古代ギリシャの殺戮とか、痛みさえ感じなくないですか。
好きでやってるんじゃないのとすら 思ってたかもしれない。
大群の中のドラマを描くのに、キャストがたったの13人??
衣装も舞台装置も 人の配置もすべて、いちいち絵になるし
全部振り付けされてたのかなぁと思うほどの美しい動作なんだけど
血が通ってる感じ。声も本気。筋肉も本気。立ち姿キレイ!
原作が叙事詩だけに、一遍の詩のようなセリフであり演出なんだけど
ものっすごいリアルでした。ギリシア軍の雄叫びが聞こえました。
音楽担当・バイオリンも肉体的で、人が叫んでるみたいで!
大昔の、モンゴロイドでもない外国人の苦悩や悲嘆がわかりました。
そういえば9月18日は満州事変の日。色んな間違いが始まった日。
なぜ人は戦うのか、根底に戻って考える良い機会でしたね。
ポスターの 「原作・ホメロス」 に笑けてしまって、
始まる前は、もう名前がカサンドラとかアキレウスとかで、
ホメロスて!みたいなヘラヘラぶりだったのですが、
休憩いれて、なんと3時間半。魂の慟哭でした。運動量ハンパないよ。
内野聖陽さん、スキャンダル発覚で気散ってるかなーと心配でしたが
100%アキレウスでした。集中しすぎて、切れるんじゃないかと思った。
さすがのキャスト、さすがの出来。で、客席も豪華だったんだよね。
終わってから見渡してみてビックリしたよ。
高尚なドラマに大拍手!
