ファッション関係や文筆業などの物書き、美容業界でも、「鳳閣星」の自由な発想ゆっくりできる時間がとても重要だからです。

自然体で生きているタイプなので、窮屈な環境だと、せっかくの才能がうまく活かされません。
自分の感覚を磨ける

職種北(頭)に「鳳閣星」がある人は、楽しいという感情を優先する性格の持ち主です。
本能のままに生きていくため、周りからは「まるで子どもみたい」だと思われがちですが、普段は本能を抑えながら過ごしているといえます。
ただ、家族や親しい人の前では、時折「自由でいたい!」といった感情が、どうしても漏れてしまうことも。
そうなると、やはり周囲の人たちからは「落ち着きがない」といった印象を抱かれてしまう恐れがあります。
一方で、子どものような感性は、状況によっては大らかに過ごしていけるため、相性が合う環境だと本領を発揮しやすいでしょう。わ天南星が初年期にある場合、パワフルで強い存在感を持つ傾向が見られます。
天南星は、子供から大人になるあたりの、最も勢いがある時期を指しますが、初年期は特にその特徴が顕著に表れやすいです。
じっとしているのが苦手で、常に動き回っているような活発な子供のイメージです。
有り余るパワーは自然に周りを明るくさせるような、朗らかで華やかな雰囲気を醸し出します。
一方で、自己中心的で視野が狭く、思い混んだらそれしか目に入らないような猪突猛進な部分も強いので、人とぶつかることも多く、やや扱いにくい人という印象を持たれることも多いです。
しかし、性格は素直で裏表がなく、正義感が強いので、周囲から愛され、可愛がられるタイプといえます。

牽牛星」が南(腹)にある人は「周囲に認められたい」という思いが「他者への献身」へと向きます。
いい人に見てもらえるよう、お世話を焼いたり、尽くしたりします。
「牽牛星」の人は基本的にスタンドプレーで輝きたいタイプですが、「牽牛星」が南(腹)にある人は、他者に尽くしたり感謝されたりすることにやりがいと楽しさを感じます。
ただ頼まれると断れないところがあるので、キャパを超えるものを抱えてしまい、1人で苦しくなってしまうので、ほどほどにしておきましょう。
人が良いように見えて自己顕示欲が強く、自分を適当に扱われたり蔑ろにされたりすることを嫌います。プライドは高いので、評価してくれない相手を嫌うこともあります。

中央(胸)に「調舒星」がある場合は、感受性が豊かな特徴が見られます。
たとえば相性に関係なく、人の好き嫌いが激しくなるといった極端な一面が目立つ可能性が考えられます。
周りに対しても偏った態度で接してしまう恐れもあり、人によって印象が180度変わってしまうことも。
ただ、デメリットだけではなく、感受性の鋭さを生かすことができれば、仕事や趣味などでも役立てることがあります。
つまり、視点の向きを意識していことで、人生を豊かにできる力にもなり得るのです。

東(左手)に「貫索星」を持っている人だと、マイペースな傾向が強くなります。
周りに影響を受けないので、人からどう思われようが、あまり気にしません。
また、保守的なところがあるため、自分に問題が降りかからない限りは、状況を変えようとはしないといえます。
特に人間関係自体を面倒だと感じているので、周りと距離を取りがちなところも。
相手との相性もありますが、話していても理解できない性格だと思えば、そこから先の関係に進む行動はしません。
適度な距離感は大切ですが、ある程度は歩み寄りも必要だといえます。

西(右手)に「貫索星」があるケースだと、強い信念を持っているのが特徴です。
このタイプも周りに流されない性格が強まりますが、さらにワンマン気質が目立ちます。
人が良かれと思って言ってくれた意見でも、自分が正しいと感じたら、あまり聞く耳を持ちません。
そのため、人間関係で問題が起こりやすいともいえます。
ただ、状況を読み解く力は備わっているので「今は意見を押し通すと良くない」と思えば、黙っていることもあるでしょう。
このような場合、忍耐力を発揮していくことで、不要なトラブルを避けられます。
人との関わり方や、相手との相性を特に意識することがポイントといえます。

貫索星」が人体図に2つある人は、独立心が強い傾向が見られ、一匹狼の気質が隠れているといえます。
だから話してみると「かなり頑固で驚いた」なんて思われることも。
さらに、自分の気持ちを周りに伝えることが得意ではないため、誤解されやすいんです。
当然、距離を置かれることがありますが、不器用な性格だと理解してくれる相性の良い人だと、長く付き合っていけるでしょう。天庫星が中年期(右足)にある人は礼儀正しく真面目な人物といえます。

天庫星は中年期の場合、「自分の役割」を強く意識するようになります。
四柱推命でいう「墓」にあたる天庫星は、その名のとおり「墓」を守るための役割を担う者です。
自分の気持ちややりたいことを達成するより、運命的に定められた役割を全うすることが生きがいになります。
そのため、あまり自己表現はせず周りを尊重するなど、協調性が高い人物になる傾向が強く、おおむね控え目で従順、礼儀正しく真面目です。
仕事を任せたら責任を持って最後まで成し遂げてくれるでしょう。
一方で、こだわりが強く融通が利かないところがあります。
一度決められたことを曲げる、ということに抵抗を感じるでしょう。

天極星が晩年期(左足)にある人は、穏やかですべてを悟ったような人格者タイプです。
年を取ると性格が丸くなる人が多いですが、まさに天極星が晩年期にある人も、心が穏やかで平和主義なタイプになります。
良い意味で「人は人、自分は自分」と良い距離を保つことができるため、他人とぶつかることもしませんし、衝突しそうな時はスルリと自分が身を引くなど処世術も心得ています。
勉強家で博識、お人好しで優しくリラックスしたムードがあるため、不思議と周りから頼りにされるなど人が集まってくることも多いようです。
ただ、別の見方をすると八方美人で自分の意見がなく、周りに合わせているだけと見られることもあり、つかみどころがない人物だと思われることがあるでしょう。