【保健室】小学校と中学校の身体計測のやり方の違い | つむじのいとをかしな日々

【保健室】小学校と中学校の身体計測のやり方の違い

夏休みに入ったので、今年度の健康診断を振り返ってみようと思います。

中学校から小学校に異動して衝撃だったのが、身体計測等にかかる時間がとにかく長いガーン


中学校は『身体計測の日』があって、身長、体重、視力、聴力が1日の午前中で終わります。

なんならスポーツテストと抱き合わせで午前午後の1日で終わらせる学校もあります。


小学校はというと。

ひとつの計測に一学年、1日(午前中のみ)使います。

身長・体重で6日間、視力で6日間、聴力は4年・6年は行わないので4日間。計16日間かかります。


小学校の計測も学校によっていろいろやり方は違うので必ずしも16日間必要ということではなく、あくまでも本校の現状です。


中学校では半日で終わっていた全ての計測が、小学校では16日間もかかるガーン

さらに、計測日の間にはその他の校医による検診や業者による心臓検診や尿検査もあります。


それぞれの検診の実施日までに保健調査票のまとめや受診者の名簿作成、検診のタイムスケジュール、検診の実施要項の作成、校医との事前確認、などやらなければいけない事務作業は山のようにあります。


しかも、養護教諭は健康診断だけをやっているわけではないので、来室する子ども達の病気やケガの対応、それに関わる保護者、担任、管理職への連絡や、

給食が始まる日までにアレルギー児童の確認、アレルギーの面談もあります。


各種計測や児童対応で午前中はほぼ、椅子に座る暇もないほど忙しかったです。

午後も児童が下校する15時30分過ぎまで事務作業はほぼ手をつけられません。


となると、勤務時間終了までに使える事務作業時間は最大でも1時間半です。


これも、職員会議や分掌の会議があればどんどん使える時間は減ります。

※年度の初めは諸会議が多くあります。


残業したとしても、子どもの保育園のお迎えがあるので6時には学校を出なければならず、最大2時間半しかありません。


今年度は異動した年でしかも異校種ということもあり仕事のペース配分がつかめず、休日出勤をせざるを得ませんでした。


それにしても、他の小学校の養護教諭の先生方は勤務時間内の仕事で全ての健康診断をスムーズに運営されていると思うとホントに頭が上がりません。


もしくは、私と同じように勤務時間外の仕事をすることでなんとか健康診断を運営されているのだとしたら…。


それは、業務負担が大きすぎると思います。


なんにせよ、私の家庭的にも残業や休日出勤をすることは家族にも負担がかかり私の一存で簡単に選択できるわけではありません。


他の先生はこのやり方(16日間)でできても、私は今年度と同じやり方では来年度も時間外勤務が必須となり私も家族も疲弊してしまいます。


私と家族の疲弊は仕事のパフォーマンスにも直結します。


私の判断の甘さで児童の命や今後の予後に悪影響を与えるようなことは、あってはならないことです。


私が無理して頑張ればそれでよいという話ではなく、自分自身や家族の心身の健康を維持しておくことが、仕事のパフォーマンスの向上および私が養護教諭として関わる子ども達にとっても必要不可欠となります。


ということで、今年度の健康診断の反省を踏まえ来年度の健康診断の構造改革、働き方改革を検討したいと思います。


来年度の計画が具体的になったらまたご報告させてください。