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mina3709です音符


読みたい本はたくさんあるけれど、今年はなぜか読書熱が低くて、あまり読めていません。


ま、そんな気分が乗らないときもあるよね。


ムリして読んでも心に残らないので、気が向いたときだけ読むことにしています。



というわけで、以前から本屋で見かけては気になっていた作品のご紹介。


文庫本で見かけたので、ようやく手にしました。


あらすじ


長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。

月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。(Amazonより


 

5編の主人公たちが同じポッドキャスト『ツキない話』でつながっていくお話。


読み終わるのがさみしくなるほど、とても好きな作品でした。


直接的な人間関係ではないものの、間接的ながらかかわりあって、密かに誰かを支えあっている。


誰かのほんの一言だったり、視点が変わる瞬間だったり。


私たちの日常にあって、実際は目に見えない、支えとなり得るもの。


それは個人の状況によってさまざまだけれど、どのお話にも共感するところがあり、胸が熱くなるものがありました。


ご興味ある方はぜひどうぞ~照れ