おはようございます ( ̄▽+ ̄*)
昨日の帰宅が遅かったのでボケボケ?
ところで 皆さん ナイジェリアという国を
ご存知ですか?
今 この国が抱えている深刻な問題が
原油による汚染と治安悪化なのです
ナイジェリアは世界でも有数の産油国です
特に上の地図のオレンジ色の部分が
「ナイジャー・デルタ」と呼ばれる油田地帯です
1970年代から海外からの投資企業により
石油関連施設が数多く建てられましたが
悲劇は ここから始まりました
1970年代半ばから25年間に起きたパイプラインの事故は
6800件 これは2日に1件の割合です
2日に1度は何処かが燃えているのです
そのパイプラインの事故により 緑豊かな大地が
次々と消滅していきました
そして このような事故から「住民運動」が
盛んになってきたのです
次に問題なのが 残された「油井(ゆせい)」です
油井とは原油採掘の根本となる井戸の事です
企業が撤退した後に残された油井からは
今 現在も原油が染み出しています
原油だけではありません 天然ガスも漏れているため
自然発火などは日常茶飯事です
更には 地中に埋められたままのパイプラインからも
原油の流出が確認されてます
この影響で土壌・河川の汚染が深刻化してるのです
当然 作物は出来ないし 飲料水にまで
影響が出ています
当然この地域に住んでいる人の9割が失業者です
自給自足もままならないのです
ここから更なる悲劇が起こってます
それは「外国人誘拐」という身代金目当ての犯罪です
2008年 16件 (41人)
2009年 1~6月で 14件 (53人)
外国人誘拐事件は増加の一途を辿ってるのです
さらに 土壌汚染などの影響からか
N5H1「鳥インフルエンザ」の感染も
ナイジェリア全土の25の州で確認されています
これには当然 鳥から人への感染も確認されてます
現在 外務省のホームページでは
ナイジェリアという国に対して
感染症危険地域
非難勧告 ・ 退避命令
渡航延期 という文字があふれてます
開発で政府の役人だけが潤い
現地に残されたのは「黒い大地」だけです
現在 ナイジェリア政府は油田開発を
陸地から海上へと移行する案を発表しましたが
結果は同じ事になるでしょう
開発のツケが生んだ「黒い大地」
この模様を見たい方は ネット検索で
「油井 ナイジェリア」で検索すると
FNNの動画で見ることが出来ます
開発って 自然を壊すことでは無いはずなんですが
本日はこれにて お開きとさせていただきます
それでは また m(_ _ )m