なんとなくの『違和感』 | ある女性法律家の婚活・離婚・カサンドラ、そしてHSPへの人生ブログ

ある女性法律家の婚活・離婚・カサンドラ、そしてHSPへの人生ブログ

32歳までキャリアウーマン 兼 法律家。
結婚したら、カサンドラ症候群・うつ病・HSP・無職・離婚が私を待っていました。
多くの経験をしてきたからこそ、同じ境遇の方々に何かを伝えられたらと、そんな想いでこのブログを始めました。

こんばんは!

ブログ、今回が2回目なんですが、なんと前回の初めてのブログに「いいね」してくれた方がいました!

まさかまさか、そんな方がいるとも思わず、正直ビックリで、そして、とてもとても嬉しくて。

ブログもツイッターもフェイスブックも、とにかくネット上で行う何かに全く手を出そうとしなかった私なので、誰にも言わず、突然始めたブログを見てくれる人なんていないだろーなーと思っていたから、すごくすごくありがたいなって。

この場を借りて、ブログを見て頂いたこと、そして、それを私に(いいねという形で)伝えてくれたことに、感謝です。ありがとうございます。

 

最近の私は、毎日の中で大切にしようと思っていることがあります。

それは、「なんか違う気がする」とか、「なんかモヤモヤする」みたいな、そんな自分の『違和感』。

正直、これまでもたくさんの違和感を感じていたと思う。人間関係も、仕事でも、恋愛や結婚でも。なのに、自分の違和感に気づかないフリをずっとしてきたんだって、最近気づきました。無理してたんだな自分、よくがんぱってきたな自分って、褒めてあげたくもなりました。

 

私の結婚、実は最初から最後まで違和感ばかりでした。結婚相手にも、結婚生活にも、違和感をずっと感じてた。

結婚相手(当時は彼氏)と会う約束をしても、ワクワクしない。行かなきゃって。なんか疲れる。デートでどこ行くか決める工程でもう疲れちゃう。

デートしてても、行く先々の、映画とか水族館とか旅行とか、そのもの自体は楽しいけど、一緒にいるから楽しい!みたいな感情は、振り返っても全然思い浮かばない。

でもこれは、自分の問題なのだろうと。私が人見知りで、人間関係の構築に苦手意識があって、恋愛体質じゃないし、好き!みたいな感情ももう忘れかけてるし、相手は女性慣れしていない人だし、奥手だし、まだまだ知らないところもたくさんあるし、共有する時間が増えれば解決するものだって思っていました。

だから結婚を決意。違和感あったけど、そんなの無視。

きっと大丈夫!一緒に住んで、同じ時間過ごして、向き合う努力をすれば大丈夫なはず!結婚して、早く親を安心させてあげなきゃ!孫の顔見せてあげなくちゃ!

そんな焦りから脱却することの方が私には大事で。

結婚して新居で暮らし始めて半年が経っても、この生活や空間に慣れない自分がいて。

休日に一人で家にいて、ふとした瞬間に思うこと。

「私はここで何をやっているんだろう」

仕事が終わり、スーパーで買い物をして、急いで帰って夕食の準備しなくちゃと、自宅マンション通路からふと夕方の空が見えたとき、

「私はなんでここにいるのだろう」

そんなふうに思ったことを、今でも鮮明に覚えています。

夫がテレビを見ている姿を眺めて、

「どうして私はこの人と結婚したんだっけ」

と、よく思っていました。

不満があるとか離婚したいとか、そういう感情ではなくて、単純になぜだろうって疑問。

旅行に行って、朝起きて、ぼんやりと見慣れない部屋をみて、「あれ?ここどこだっけ?」ってわからなくなる感覚みたいな。その状態からなかなか目が覚めなくて、ここで何しているのかずっとわからないままの感覚が、私の結婚生活にはありました。

 

この結婚は、結果的に離婚という形で終結したけど、私の感覚としてはこの結果はとても自然で。

もちろん、「自分が離婚する」っていう事実は耐え難いものでした。手に職もつけてキャリアも積んだし、甘酸っぱい恋愛もいくつかしてきたし、条件良い相手と結婚もできたし、良い結婚式も挙げられたし、まあまあ順調な人生を歩んできたつもりだったから。少なからずプライドもあったから、私が離婚なんてあり得ない!こんなこと誰にも言えない!人生の失敗なんて恥ずかしくて無理!って感情もすごーくありました。

でも、こういう色々なしがらみを捨ててみて、我に返ってみたときに、「あー、やっと終わるんだー」っていう安心感はすごく心地よかった。これは確かな感情でした。

 

今思い返せば、結婚前から感じていた自分の違和感を、無視せずきちんと受け止めてあげていれば、私は失敗する結婚はしなかったのかなって思う。自身の焦り、相手の気持ちや親への想い、環境や条件とか、見るもの・感じとるものが多すぎて、自分の感情や感覚がどっかいってしまってたのかなって。

だから今は、自分の直感、特に『違和感』を、私は大事にしてあげたいと思っています。

私はHSPの気質を持っていて、だからこそ、特にそう思うのかもしれません。もちろん、HSPの人ではなくても違和感を感じることはあると思うけれど、きっとHSPの人って、自分の直感みたいなものを信じている人が多いのかなって思う。一度抱いた感覚は、自分の中に強く印象づけられることが多くて、マイナスの感覚は特に、なかなか払拭することができなくて。

たとえば、「この人、きっと良い人だし、一緒にいたら楽しそうだけど、でもきっと私には合わないだろうな」みたいな感覚って、勝手な憶測でしかなくて正解かどうかはわからないけど、でもある程度相手のことを知った上で抱いたこの感覚は、自分の中では正しいもので。

この感覚に背くことは、自分に嘘をつくということ。自分を騙すということ。自分を無理させて、苦しめるということ。もうそんなことはしたくない。この感性や気質を、私は好きになりたいと思うから。共に生きて、プラスに活かせられたらいいなって。だから、この直感を信じて行動することも、一つの選択肢なんだって思うようになりました。

 

こう思うようになったのはつい最近で、まだ始めたばかりだけど、なんだか心が少しラクになったような気がします。人と会うこと話すことも、苦痛に感じることが少なくなった気がする。≪無理しない≫方法を、1つ見つけられたから。

私は今何を感じている?って、問いかけてあげること、これからもしていこうと思います。