今回ご紹介するのは、


Every Little Thing


(上の写真・カバー写真:1997年のファーストアルバム。投稿者所持分)

1996年にデビューした音楽ユニット(当初は3人体制)です。


メンバーは、

ボーカルの持田香織さん(写真の前)

ギターの伊藤一朗さん(向かって右奥)

キーボードの五十嵐充さん(向かって左奥。途中で脱退)


初期はかっこいいサウンド、それ以降は味わい深いサウンドが魅力です。


私自身、本当に懐かしいですね。Every Little Thing(以下、ELT)は。


私の場合、特に高校時代、よく聴いていました。ELTの全盛期からは、もう何年も経っていましたが、それでも周りにはELTをカラオケで歌う同級生やELTのCDを持っている同級生、ELTに関心を持っている同級生がたくさんいました。


なので、ELTのことをあまり知らなかった方も好きになれるチャンスはあるかもしれませんので、よろしければぜひお読みください!


このELTには、私が思う推しポイントが3つあります。ご紹介しましょう!



①サウンド


まずは初期の作品を聴いていきましょう。サウンドがとても良いです。


出逢った頃のように

★1997年発売

★作詞・作曲・編曲:五十嵐充さん


インパクトがすごいです。勢いのあるサウンドに乗せて、持田さんのボーカルが爽やかに応えていて… すごく耳に残ります。


それとは打って変わって、かっこいいのに切ない、シングルのカップリング曲があったりもします。


Season

★1996年発売「Future World」B面

★作詞・作曲・編曲:五十嵐充さん

切ない感じの曲をおしゃれに仕立て上げている印象があります。聴きごたえがありますねー!


上記の2曲を作曲したのは、五十嵐さん。サウンドがとてもいいですね。実はZARDがお好きだったみたいで、何か参考にしていたのかもしれないです。でもZARDっぽさはあまり感じず(ZARDが良くない、という意味ではありません)、オリジナリティがあって素敵。



②温かいメッセージ


2000年、その五十嵐さんが脱退。当時のファンの方からすると、抜けた穴は大きいかと思われたかもしれませんが、そんな穴を感じさせないで、活動。


強化された面もあって、それは、温かいメッセージ。これまでも温かいメッセージだったのが、さらに、温かくなっています。


例えば、2004年のシングル「ソラアイ」の歌詞


♪晴れる訳でもない空を 

それでも僕は 

今日を期待して生きている

君が僕にくれたように

僕もまた誰かを

深く愛せますようにと♪


絆を感じさせる、何とも素敵な歌詞だと思いませんか?前向きに、君の存在を大切にしながら誰かのために生きる…本当に温かいなあと思ってしまいます。


ソラアイ

★作詞:持田香織さん

★作曲:HIKARIさん

★作曲:HIKARIさん&伊藤一朗さん

③負けない


五十嵐さんの脱退があっても順調に活動を進めていたELTですが、2004年ごろに、ボーカルの持田さんがのどを痛めたんですよね。でも負けなかった。


のどを痛めてからも、心を込めて「恋文」「スイミー」といった歌を歌ってきました。持田さん自身、当時はのどのこともあって上手くいかないことが多いと回想されています。それでも配信を含めると、2018年ごろまで継続的に歌をリリースし続けてきたことは、すごいと思います。


インタビュー記事の中で持田さんは、デビュー以来、仕事は楽しかったと回想されています。辛い時にも楽しむ心が根底にあったからこそ、困難を乗り越えてきたのかもしれないですよね。



以上がレビューでした!皆さんいかがでしたか?


私は、ELTはリスナーに近いアーティストではないかと思うんですね。サウンドがとても楽しみやすいものだったり、メッセージが温かかったり… リスナーとの近さがあるからこそ、ELTに惹かれる人も、そりゃ出てくるだろうな!と思います。



お読みいただきありがとうございました!


それでは!


(参考資料: 持田さんへのインタビュー記事)