★私にはぐっときます!本田美奈子さん
『LIPS』〜海外でも好評?!私的名盤特集〜
今回は、本田美奈子さんの2ndアルバム『LIPS』(1986年発売)をレビューしたいと思います。(今から書くことは私の主観が入ります。歌の感じ方は人それぞれで問題ないと思います。ご了承ください…)
このアルバムについて、一言。
私にはぐっときますね…
まず歌唱力。80年代はアイドルとして活躍していた、本田美奈子さん。このアルバムは、デビューして1年ほどで発売されました。なのになのに…歌声を聴くと、本当に本格派のシンガーのような印象を受けます!
次にサウンド。シティポップの要素も入っていると勝手に思い込んでいます。落ち着いていて、それでもドラマがあるような感じもして…それほど洗練されていると思わせてくれます。
そして、日本の80年代アイドルポップは、国境を越えるんだな…と思わされます。YouTubeのコメント欄では、海外のリスナーと思われる方からの感想も数多く見受けられます。
という感じで、私にはぐっときます。
今回はアルバムから3作選び、レビューさせていただきました。英語のコメントも一部ご紹介します。長文コメントは訳する能力がなかったので、すみません…笑
●リボンがほどけない
(「動画を再生できません」と表示された方は、その下の「YouTubeで見る」という表示を長押ししてみてください。それでも再生されない場合は、恐れ入りますが「Minako Honda リボンがほどけない」とYouTubeで検索してみてください)
出だしから、どこか夜を連想させるようなサウンド。そして穏やかな曲調ながらも、地味だと思えないところにも、凄さを感じました。情景が目の前に浮かんできそうになります。
美奈子さんのボーカルは、落ち着いていると思いました。それでも、ボソボソとつぶやくような感じがして聴こえづらくなる、ところもあまりないのがすごいと思いました。歌詞の内容や曲調からしても、決して歌いやすそうではないですが、歌の世界観を作り上げていると思います。
以下、海外リスナーの方からと思われるYouTubeコメント(英語によるコメント)の一部です。
「この音楽は魔法だ。」
「なんと素晴らしい音なんだ、驚くべき時間だ。」
「もう2年間も聴き続けているよ。古くならない歌だね。」
etc…
●スケジュール
(「動画を再生できません」と表示された方は、その下の「YouTubeで見る」という表示を長押ししてみてください。それでも再生されない場合は、恐れ入りますが「Minako Honda スケジュール」とYouTubeで検索してみてください)
「スケジュールなんて 破り捨てて今 自由に生きたい…」あー、めっちゃそれ思いますね笑 自分らしく生きたいな…と思わされます笑 作詞は秋元康さんなのですが、この時代の作詞家さんにしては、割とストレートに人々の感情などを表現する方なのかな?と個人的には思っています。それが共感を生む歌詞になっていると思いました。
この作品もそうですが、美奈子さんの歌声は、一言一言を大切に、しっかり歌い上げている気がします。
この動画は、1週間前にアップされたそうなので、海外の方からのコメントはまだあまり入ってきていません。どんなコメントがくるのでしょうか…?
●バスルームエンジェル
(「動画を再生できません」と表示された方は、その下の「YouTubeで見る」という表示を長押ししてみてください。それでも再生されない場合は、恐れ入りますが「Minako Honda Bathroom Angel」とYouTubeで検索してみてください)
私がこのアルバムで一番好きな曲です。出だしの♪ポッポポッポッパ♪というサウンドから、バスルーム、そして、昼下がりの雰囲気が漂ってきて、私は引き込まれてしまいます。
そして、2番のサビが終わってからの、少しずつ曲調を盛り上げていく感じも素敵に思えます!美奈子さんの歌唱もそれに合わせて盛り上げていって、歌を楽しみながら聴かせているのでは?と思わされます。
以下、海外のリスナーの方からと思われるYouTubeコメント(英語によるコメントより)の一部です。
「彼女の歌声は、ゴージャスで、なんとかっこいい歌なんだ。」
「彼女の歌声には魅力的だ。」
etc…
〜まとめ〜
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、音楽に対する感じ方は人それぞれなので、レビューは私の主観として受け取っていただけると嬉しいです。
ですが、YouTubeのコメント欄で英語などの文字がズラーっと並んでいるのを見ると、80年代アイドルポップ、ひいては本田美奈子 .さんの歌が、世界中の人たちに聴かれていることに驚かされます。ファンとしては大変嬉しい気持ちになります。
そして、このアルバムでは、全作詞:秋元康さん、全作曲:筒美京平さんのクオリティの高さにも驚かされます。リボンがほどけない、スケジュール編曲の大谷和夫さん、バスルームエンジェル編曲の鷲巣詩郎さんのアレンジも素敵でした…それに応える美奈子さんの歌唱も、まさにシンガーだな…と思わされます。
歌唱・作詞・作曲・編曲…どれが欠けても海外のリスナーまでもが虜になる作品になれなかったかもしれません。まさに「四位一体」を感じさせる、ぐっとくる作品だと思えます…
長文にお付き合いいただきありがとうございました!それでは!
*カバー写真・記事内の写真は、投稿者所持アルバム『LIPS』ジャケットより。
【参考】『LIPS』全収録曲
- Sold out
- リボンがほどけない
- 1986年のマリリン [New Version]
- スケジュール
- JOE
- バスルームエンジェル
- ドラマティックエスケープ
- マリオネットの憂鬱 [Album Version]
- YOKOSUKAルール
- 愛の過ぎゆくままに