UAC と UPC。
どちらも腎機能を評価するために用いられる検査です。
・UAC:アルブミン尿 を評価する値
⇒腎障害の初期段階で敏感に上昇する
・UPC:たんぱく尿 を評価する値
⇒腎障害が進行すると上昇する
このことから 一般的には 以下の流れになるといわれています。
1. まず UACが先行して上昇
2. その後 UPCが上昇
こにゃちゃんの検査結果は これまで以下のような状態でした。
・UAC:アルブミン尿 ⇒ずっと基準値オーバー、しかも 少しずつ上昇
・UPC:たんぱく尿 ⇒いまは基準値内、でも 少しずつ上昇
そのため、やがて たんぱく尿が基準値オーバーするリスクに手を打つべく
ジピリダモールの投与を開始していました。
投与開始から 1ヶ月が経過したので、改めて UAC/UPCを検査してもらいました。
===
UAC 正常値:0.02 以下
① 4/9
0.035 (尿中アルブミン:3.8 ÷ 尿中クレアチニン:107.9)
② 4/17
0.027 (尿中アルブミン:2.8 ÷ 尿中クレアチニン:104.2)
③ 5/1
0.041 (尿中アルブミン:3.5 ÷ 尿中クレアチニン:86.1)
※①から 0.006 ↑
④ 6/17
0.07 (尿中アルブミン:7.5 ÷ 尿中クレアチニン:106.9)
※①から 0.035 ↑
UPC 正常値:0.4 以下
① 4/9
0.13 (尿中タンパク:13.5 ÷ 尿中クレアチニン:107.9)
② 4/17
0.12 (尿中タンパク:12.0 ÷ 尿中クレアチニン:104.2)
③ 5/1
0.15 (尿中タンパク:12.9 ÷ 尿中クレアチニン:86.1)
※①から 0.03 ↑
④ 6/17(今回)
0.25 (尿中タンパク:27.1 ÷ 尿中クレアチニン:106.9)
※①から 0.12 ↑
===
ジピリダモールを 1ヶ月投与し続けましたが、結果は以下の通りでした。
・UAC:初回から 2倍に上昇、高値
・UPC:初回から 2倍に上昇、正常値内
次の選択肢としては、
1. ジピリダモールの用量を増やす
2. ジピリダモールの用量は変えずに投与を継続する
3. (効果なしとして) ジピリダモールの投与を中止する
が考えられますが、今回は担当医と相談の上で2を選択しました。
というのも、ジピリダモールが投与できていなかった 2日間、
体感として こにゃちゃんの体調があまりよくなかったのです。
効果はあるのかも、もうしばらく様子をみよう、という思いもあったためです。
このところ こにゃちゃんの吐き気が減っています。
・ジピリダモールの血管拡張作用が効いているのでしょうか?
※例えば、セミントラのみでは不十分だった血圧のコントロールがうまくいったとか?
でも、血圧が安定してるなら UAC/UPCももっと改善されるはずなのでは?
・それとも糞便サプリが効いている?
![走る人](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/044.gif)
1ヶ月後にまた再検査です。