5/11(土)に血液検査をした際、こにゃちゃんの体重は3.5㎏でした。
今日測ったら3.45㎏になっていました。
こにゃちゃんの健康時の体重は、5.2㎏くらいありました。
ちょうど4年前の今頃に急な体重減少があり、中止していたステロイドを再開したり、抗甲状腺薬を増量したり、食欲増進剤を始めました。
オーバーカロリーを念頭においてとにかく食べてもらうようにしました。
それから少しするとT4の値も落ち着き、徐々に体重も増え、その年の11月には4.7㎏まで増えました。
その後も何度か痩せてしまうことはありながらも、今回のように4㎏を下回ることなく持ち直してくれていたんです。
2020年5月1日
体重: 3.30㎏
前月の平均kcal:147kcal
T4: (3/14)4.22
(5/31)3.07 →徐々に体重増加
2020年11月16日
体重: 4.70㎏
前月の平均kcal: 222kcal
T4: (11/21) 1.16
2024年5月20日
体重: 3.45㎏
前月の平均kcal:139kcal
5/1~5/19までの平均kcal:150kcal
T4:(5/11) 2.33
T4は昨年11月に11.61と高値になってしまいましたが、その後は一度も正常値を上回ることなくきているのに、体重だけは減っていっています。
最近までは、メルカゾールをもっと増やして低めの正常値を保つことで体重は増えてくれるのではないかと考えていました。
でも先日の血液検査結果でアルブミンが低めだったことで、原因は甲状腺以外なのではないかと思うようになりました。
アルブミン値(正常値2.3~3.9)
今回正常値の範囲内ですが、これまでで最も低い2.5でした。
何が原因でこの値が下がっているのか、考えられることは
1. 食事摂取量が不十分
2. 体のどこかに炎症があり、SAAが上昇している
3. タンパク質が腸から吸収できていない(タンパク漏出性腸症)
4. 肝機能の低下
上記のうち、私は3を一番心配しています。
消化器型リンパ腫など何等かの原因疾患があり、タンパク漏出性腸症が起きている可能性はないだろうかと。
こにゃちゃんに該当する症状: 慢性的な下痢・軟便、体重減少、嘔吐、貧血
タンパク漏出性腸症について『イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科』には
低アルブミンと低グロブリンを伴った低タンパク血症がみられるのが特徴で
貧血や低コレステロール血症がみられることもあります
と書かれています。
今回の総タンパク値は7.8で、グロブリン(正常値:2.8~5.1)は5.3と高値なので、全てが当てはまっているわけではないのですが。
※グロブリン値=総タンパク値ーアルブミン値
あと、UACが高値でアルブミン尿が疑われることから、尿にアルブミンが出ているために血中のアルブミン値が低くなっているのかなと思いました。
その場合は、将来的にタンパク漏出性腎症になる可能性があるのではないかと。
長くなるので次回に続きます。