猫ちゃんの尿蛋白減少に効果のある薬の件で、先週末、ネブライザーでお世話になっている動物病院に相談に行ってきました。

 

私のかかりつけ薬局の薬剤師さんにも”人の場合で”意見を聞くことができました。

 

 

薬ジピリダモール


薬剤師

抗血小板薬で尿蛋白減少効果があるのはジピリダモールくらい。

もともとの薬効である血栓予防の作用機序で見つかった「もう一つの効果」として国に承認(保険適用)されている。

内服中のテルミサルタン(セミントラ)の用量変更をせずにジピリダモールの併用可。

 

 

ネブライザー院長

血栓予防で使う獣医がいるのは知っている。心臓系に詳しい先生なら100%知っている薬。獣医療域で血栓予防効果も認められているが、同じように使って尿蛋白漏出抑制に効果があるかはわからない。

血液検査でアルブミンや総タンパクが低値になっていて尿蛋白が出ており、ネフローゼ症候群が疑われる場合は使ってみても良いかもしれない。

希望があれば処方可能。

 

 

薬クロピドグレル

 

薬剤師

狭心症や心筋梗塞などの手術でステント等の器具を入れた患者さんに使うことが多い。

人工物を体内に入れると血が固まりやすくなるので、それを予防する目的で使う。

保険外適用で使う場合もあるかもしれないが、尿蛋白減少目的で使うことはまずない。

 

ネブライザー院長

糸球体腎症で使う時はあるが、尿蛋白減少目的で使うかはわからない。

 

 

 

今週、2回目のUPC,UAC検査を依頼しようと思います。