待ちに待った結果を聞きに行ってきました。


小児に多いのは扁桃腺、アデノイド肥大が原因の睡眠時無呼吸症候群ということで、大人は主に肥満からくる気道の狭窄なので、同じ検査でも基準値や病態の考え方などが違うようです。


診察の記憶を元にしているので、間違ってるかもしれません。


大人の睡眠時無呼吸症候群は、無呼吸状態になると血中酸素濃度が下がり、酸素を行き渡らせようとするために睡眠時の血圧上昇がみられる。

その結果、脳梗塞や心筋梗塞、脳血管疾患などを引き起こしやすくなり、結果命に関わることになってくる。一方、子どもの場合、血圧を上げて流そうとするとまだ血管が柔らかいので血管疾患を発症するわけではない。それよりも血中酸素濃度が、低くなることによる成長障害、記憶力低下、集中力の低下など学習面や生活面に対する心配のほうが大きくなる。


大人の場合と違い、アデノイドの肥大が原因となっているのでそれを切除することで空気の通りが良くなり、結果、イビキや無呼吸状態を防ぐことが出来る。

また、アデノイドは低学年位がピークで10歳頃から成長に伴い思春期にかけて症状が緩和されていくと言われている。


長男の場合、手術適応してもよいくらいの肥大はみられた。一方、次男にもアデノイド肥大が見られたが、長男はあきらかに何倍も大きかった。


1時間あたり無呼吸低呼吸回数の平均(AHI)4.3

(子供1〜5軽症、5〜10中等度、10以上重症)

睡眠時の無呼吸、低呼吸回数の合計33回

      (大人正常30回以下)

最低睡眠中酸素飽和度 87.0%

(大人100〜95%)↑確か手術適応のボーダーライン

睡眠時の低酸素状態の合計回数47回

睡眠効率95.6%(正常95%)


細かい子どもの基準値は、忘れちゃったけど全体的に診断すると手術適応になるかならないかのボーダーラインにいるらしく、無呼吸があるかないかでいうとあるけれど、アレルギー薬を使用して症状改善がみられた現段階では、睡眠時無呼吸症候群の軽症という診断でした。


即、手術適応というわけではなかったのはホッとしました。親の希望があればすぐに手術可能だけど、年齢的に収まってくることと、薬が効く見込みがあることを踏まえて、半年後の検査で経過観察し、悪化や改善が見られなかったら手術を考えるということになりました。


たぶん、心配して病院に行くか迷っていた数ヶ月前の検査データならもっと悪かった気がする。


薬の影響か、いびきの量や朝食後の嘔吐は減った気がする。


とりあえず、よかった!


でも、睡眠時無呼吸症候群は集中力や記憶力などにかなり影響していて、成長期にはホルモンバランスなど影響があるかと。


睡眠時間が短いのが問題なのではなくて、この病気は睡眠が深くならないように脳が司令してくることで、慢性的に眠りが浅くなってしまっていることなのだそうです。だから、いくら寝ても体が休まらないし、記憶も定着できない。昼間の眠気が続く。

深く眠ると気道の筋肉が緩むので気道が狭くなり、呼吸しにくくなるのを防ぐために脳が、四段階ある眠りの深さを調節して1〜2段階浅い眠りにするように命令してしまうのが問題なのだそうです。そのせいか、夜間によく起き上がってたり、目がさめたり、眠りが浅いんだろうなぁという行動がよくありました💦


早く手術をして、眠りを優先させるべきか、かといって、手術は痛みも恐怖も伴うし、10日ほど入院安静が必要らしいので、それもかわいそうではある。


心臓のときは、時間を置いても快復の見込みがなく、寿命にも影響があると言われたので早く手術したかったけど。今回は、時間が解決する可能性もあるので迷うところ。とりあえず、経過観察に期待することにしました。