ちょうど15年ほど前、アパレル業界で、よく憂いの気持ちでささやかれた、急に目立って来たお客のセリフNO.1。
「売る」側に向かい、平気で言う人間が増えた頃。
悪い事じゃないですよ。
こちらは商売人でもあるが、一応人間であり、で対人なので、お客様に良い様に、でもそのブランドの持つ良さとか特性を説明すると、冒頭のように言われるようになった。
「 言いたい事はわかるけど、オレ的には気に入らない 」
(当時メンズ担当だったので、「オレ」)
販売員は当時皆、驚愕しながらも、最初は全員が陰で笑った。
おめえは芸能人か、はたまた大資産家か天皇家か。
一番の感想はそれだった。
しかし、そのセリフを当たり前のように吐く「1・一般人」が当たり前になって来て、ブランドブーム(&他)に影を差すようになって来た。それは一時的だろうと思ってた、私たちの甘すぎる期待を裏切る。
カタチだけ見習ってた欧米的とも、先進的とも違う、「オレ的」。
これは、右へならへを脱出したいい意味の自立化ならわかる。
が・・・どうだったのか。
「私は」
見たくないし、したくない、
のに「世間一般」はさあ…
って多いよね。
若い世代の不良化は好きである。
しかしいい子ぶり、いかに正しいかと言うように語るソレは嫌いである。
言う場所を間違えると、人権の履き違え。
でももうあれから15年、なんも変わってないです。
