*自分の記録なので一方的です、すみません。
(「こんなブログを探していた」なんて涙が出そうな言葉と共に読者になってくださったあるお方、、ペタをくれるのが……
お笑い系
の時のみ……
ああ、今日もゴメンナサイ、ああ、プレッシャー…(笑))
純は真夜中に外から電話をしてきた。女の家を抜け出して。
泣いていた。
「彼女といると彼女が好きだと思う、でもこうやって少しでも離れると、ミラに会いたくて会いたくてしょうがなくなる」
浮気は悪いと思う、でも、締め出したのは、締め出したのはこの私なんだろうか…
「タクシー使って帰ってもいい…?」
私は嬉しかった。
浮気発覚後怒って怒鳴って離婚するとまで言ったのに、彼女の家に行くのをやめない純がそう言うんだから。
「帰ってきなさい」
私が言うと少し笑顔になって(何となくわかった)、
「やっぱり朝になってから帰る」
と言う。
私は言った。
というか、勝手にクチが喋った。
「もう、慰謝料とかウチの両親とかY子(姑の事、私たちの間で呼び捨てにしている 笑)とか親戚とかどうでもいい。そんなに好きならそっちに行きなさい」
すると又言う。
「タクシーで帰っていい?」
「いいよ」
その時は結局朝帰りだった。
その日から私は、何か心が変化した。
相手の女性の事を、悔しい、腹立つと思った事が一度もない事にも気づく。
純を愛してないからではなく、突っ張ってたからでもなく、プライドでもなく…
ただの未確認物体
なだけであった。
「全てをバラす=浮気(の痛み)を妻と共有する」
に気づいた、というかそう解釈した私は、夫婦の未来を感じた。
だいぶ後、純が酔っ払って結婚式のビデオを押入れから掘り出してかけた。
最後の方、純が私の母に花束を渡す。
純が泣いて言った。
「E子さん(母)の、あの笑顔……」
すぐに隣の寝室に行き、布団に入って泣いていた。
この瞬間、私は彼を「そうさせた」のは自分だと心の奥で思った。
浮気されるより、浮気する方が辛い、こともあると知った。
結婚は同棲と違った。
何が違うかの一つくらいはわかった気がするし、このことが私達夫婦に夫婦なんだと言う事を気づかせてくれた経緯の一つだと思う。今一緒にいるために。

