1週間、ホテルにずっといるのも厳しいので、次の朝、私たちは外に出ました。
交通機関は、トラムという路面電車のような、バスのようなものがあったが、乗るのは不可能だった。
人(オランダ人)が怖い。
1週間で2組出会った日本人
、泣くほど嬉しい(笑)
行く場所も無いので、
毎朝歩いて、ゴッホ美術館に行った。
毎日・・・![]()
道を歩くと、とにかく道行くオランダ人がガン見する。
「アジア人を、見たことないんだろうか・・・」
確かに旦那は、肩にまで届く長髪だった。
インディアン風であった。
でも、同性愛者の天国の国。
くだけてるはずなのに・・・
美術館でも、荷物を預けると、クロークの男がにらみながら唸ったりする。
何が結論って・・・
人種差別を、生まれて初めて肌に感じた国でした・・・
一番ひどかったのは、悲しい事に、スーパーのレジで働く有色人種の女たちだった。
(レジ係りには、一人の白人もいなかった)
白人の客には、ショッピングバッグがいるかどうかを聞くのに(頑張って拙い英語を使って!)、私たちの番になると明らかににらんで無視をする、など。
スーパーで、パンとワインとチーズとハムを夕食に買わないと飢え死にするので、しょうがなく通った。
・・・普段差別されている気持ちを、同じ有色人種にぶつけるのだろうか。
私の人生の中で、人種差別は初めてだった。
(これは、あくまでも私たちの感想で、私たちの風貌の奇抜さ、経験の未熟さゆえとも言えます。)
なんとか、アンネの家にも行った。
有名な、本棚に見せかけた隠しドア。
想像よりも、狭く急な階段、想像よりも、広い部屋。
リアルだったが、大勢の観光客と一緒に並んで歩くし、時々携帯の着信音なども聞こえて・・
1人で見たら(歩いたら)、多分鳥肌が立つだろう、と思った。
家に続いて作られた施設には、人種差別反対派のポスターみたいのが多く貼ってあり、協賛してる団体がそうみたいだった。
喫茶室みたいな所のウェイターに、街の人たちのような冷たさは微塵も無かった。
でも、、、
外のアンネの銅像に、ナチスのマークが、落書きされていた。
なんとか、ユダヤ博物館にも行った。
クロークのおじさんは、同じく冷たさの微塵も無かった。
1週間、空は晴れっぱなし。
私の心は、曇りっぱなしだった。
街も、その雰囲気も、最高だった。
オレンジの、建物たち。
ゴッホ美術館のカフェで、絵を見た後に取るランチ、ワインとサンドウィッチ。
河に浮かぶ船。
夜の夜景の素晴らしさ。
港の美しさ。
・・・閉鎖的であった。
でも私は、出来たらもう一度、リベンジで行ってみたい。
差別に屈しない、自分になりたいから。
*アルコール度数の高い酒を探すのは、
コーヒーショップ(マリファナ屋)を探すより難しいです(笑)
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