天気が最高ですね!
思い出します。
空気が澄んで、空が真っ青の晴天の中、心はどしゃぶりで、アムスの街をとぼとぼと歩いたことを。
前も書いたんですが、詳しく書いてみます。
9年前、旦那と二人、個人で1週間オランダ・アムステルダムに滞在しました。
(季節が外れすぎて、ツアーがなかった
)
なんか単純に憧れてたのと、アンネの日記でいつか行きたいと思ってた。
旦那の友達も、薦める。
同性愛者同士の結婚が合法、マリファナも。
人種差別の少ない、陽気なアムスッ子たち、とガイドブックにはあった。
どちらにも興味がないが、それを聞くと、昼は観光、夜は陽気なアムスッ子と触れ合えそうじゃないですか…(笑)
不安はすぐ訪れる。
成田からスキポール空港に着くと、おそらく90%以上の乗客が、トランジットへ・・・
(イタリアとかのツァーが多く、楽しそうだった)
日本語が、消えた。
入国する日本人、いや、アジア人がいない・・・
ま、それでも、これから楽しい1週間が始まる!
飛行機が到着した時、飛行機の中で旦那が、
「アムスの皆さん、来たわよ~
」
と、私にだけ聞こえる声で言ったくらいだ。
まず、入国審査で度肝を付かれる。
審査官が、デカイ!!
(てかその前に、空港のトイレにて・・
洋式に座ると足が届かなかった
旦那も腰の位置がはるかに違ったらしい
)
無事空港の外へ出ると、、
私は一生忘れられない。
真っ青な空!!
日本と全然!違う。
すんごい澄んだ、空気、香り・・・
思いっきり、胸に吸い込んだ。
タクシーを捕まえ、ホテルへ。
海の近くだった。
レトロな感じ。
チェックイン時の、肌の黒い女性。
私たちを見て、あからさまに嫌な顔・・・
タバコを吸う、と言うと、「ブウウウーー!」
と言った、本当です。
タバコの吸える、半地下の部屋へ。
氷を取りに行くと、フランス人形みたいなホテルマン(男)に、遭遇。
満面の、でもホントは笑ってない(特に)目で、
「ハロー!!」
と挨拶された。
ここでも軽い恐怖感…
部屋に落ち着いた後も取れない、得たいの知れない恐怖感。
手が軽く震えてる。
ミニバーからちっこい洋酒を取り出し、せっかく氷があるのにストレートで飲んだ。
酔えない・・・・・・
風呂を見つけた。
湯を溜める。
シャンプーなんだかボディージェルなんだか、わからないが(オランダ語)、とりあえず使う。
湯に浸かって、ようやくようやく恐怖感が少しだけ薄らいだ。
羊水・・・?
私たちは守ってくれる日本を遠く離れ、来てはいけない国に来てしまった様に感じた。
(海外旅行、個人旅行は初めてではなかった、もちろんヨーロッパも…)
この時点では、原因不明だ。
ホテル心霊説も、私は一瞬考えた。
アムステルダム、第1日目。
個人旅行用のパンフレットのエマージェンシー、場所はドイツ・・・
「歩いて国境を越えよう、、」
真剣に語る私たち夫婦だった。
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