ほぼひきこもりでも、人に傷つけられる機会はあるものだ。




妹の家に二泊した。

妹の小4の娘は、客人とフロに入りたがる。


一晩目はうちの母と入りたいそうだ。


「ばあばと入れば、お湯が上がるからあったかいよ~」

アタクチは、ケケッと笑った。




妹のうちは倹約家で、風呂の湯が少ない。

うちの父母は、

「入るたびに風邪引きそうになる」

と、いつも陰で言っている。




ばあばは一瞬ムッとしたが、二人は仲良く風呂場に消えた。




次の晩。

アタクチと入ることになった。

髪体を洗い先に入ってくつろぐアタクチを見て




        DARASINAI  日  記-200912031524000.jpg
                       (イメージ)


ヤツは普通に言った。


「ばあばと同じぐらい、上がってる・・(湯量が)」


ばあば(150センチ・65キロ)と同じくらい……上がってる…


アタクチは心の中でその言葉を反復した。


姪っ子の表情は真剣そのものだった。


アタクチはただただ、無言のまま笑顔を返す。


子供って・・・

真実が見えるのだ。


心の中は、今度は敗北感でいっぱいだった。












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