冷や汗が止まらないまま飛び込んだ内科医院。
｢血便？う～ん、ホントに血だった～？」と先生。（
）
「だ～いじょぶだと思うよ～～」
気楽な感じで、血液検査へ。
血液検査は、十年前に会社変わるのに健康診断書を取るんで、やった以来。
手が震えた。
任意の年イチの健康診断もやってなかった私.....
内診も無く、便潜血検査セットをもらって後日また行くことに。
二日後の、十年ぶりの血液検査の結果…
「どこも悪くないよ～
(この先生は語尾を延ばすくせがあり、それが気分を軽くしてくれた）
もし例えば、大腸癌なんかの病気で出血してたら、この血小板が減ってるはずなんだけど、ミラさんはどっちかっつうと血が多いんだよね。
潜血検査の結果はまた後日来てくれる？」
今思えばさすが町医者、時間かかるかかる。でも私は町医者しか知らなかったから何の抵抗も無かった。
便潜血検査の結果は私の想像通りの陽性。
それでも先生は、
｢二週間後にまた検査してみる？」
って感じ…
いつもの私だったら、ここでバックレていたが、再検査をした。
で、また陽性…
｢ガンすかね？」私。
「いや～100％違うとは言えないけど、１０人いたら8人、いや9人は大丈夫だと思うよ～」
そして、
｢うちは今大腸検査やってないから、心配だったら、紹介するよ。ポリープあったら取る、くらいな感じだろうけどね。」
と言う。
「じゃあお願いします」
紹介先は、先生の大学時代の同級生で、総合病院だった。
紹介状の宛名には、外科の文字とその先生の名前。
外科…？
ちと怖いな…
さらにその後二週間を経て、ようやくその総合病院の門をくぐった。
