六本木スクエア時代

今日もいつもの怖い夢を見た。

知人の男か知らない男か、だんな以外の男に惚れてる夢。どうにかハッピーエンドに持ってきたいのだが、態度に出せず、気持ちが伝えられないまま、男は去っていく。

ああ、やっぱり私は一生結婚出来ない。

そこで目が覚める。

隣に旦那のでかい体が…

はああ、良かった、私ギリのとこで結婚してたんだっけ…

の、繰り返し…

私は自己評価が極端に低く、自分を愛せない人間のようだ。

十代後半、ディスコ時代。

他の大勢の女子同様、ボディコンを着て六本木スクエアへ通ってた。

１０９で買った、ワンピース。アライアやジュンコシマダでは決してない。

踊りが好きなわけでも、音楽(ユーロビート）が好きなわけでも、特定のディスコの店員が目当てなわけでも、夜遊びが好きなわけでもない。

　　　ナンパされ目的だ………

何故なら私は小学校を最後に、まったくモテナイ、暗い
女に成長してしまったため、頑張らないと一生殿方と縁のない人生を送ることになる、と確信していたからだ！！

私の目標は

｢モテモテ」

であり、中途半端なナンパではだめだった。

踊り場からテーブルまで、シャナリシャナリと歩く私に大勢の男を釘付けにさせないと、納得がいかない。

化粧も頑張ったし(妹にチークを、あざみたい、と言われる）、足首にはアンクレット。(の、わりに、ペディキュアを忘れたりする。）

髪もディップでウェーブを出し、（つけすぎて、水あめが張り付いたようになる。）

もちろんブレスレットも忘れずに…（渋地下で買った）

もてるわけのない、痛々しい過去の私・・・・・・・

増えるのは、スクエアビル内に所狭しと展開している、店のショップカードの種類のみ…

勲章といえば勲章じゃ！

私が何故そんなにも痛々しかったかというと、人生は

｢作っていくもの」

だと思い込んでいたから。

比較的仕事に関しては、それなりに答えが出たが、事恋愛や結婚や出会いで、作為的な努力の成果を実感することは、結局一度も無かった。

男の目を気にしながら踊ってたあのころの私に教えてあげたし。

子供もそうかな・・・そうだよね・・・

結局そこに行きつくんかい！！！

そんな新周期、初日です…