アイコンママブロネタ「豆知識」からの投稿


今日は朝から先日見学に行った保育園でやっている赤ちゃん講座に参加してきました。
本来は保育園に通っているママさんが対象なのですが、地域活動で近所のママさんにも解放されているのです。内容的には、保育園の先生方が研修で受ける内容だそうです。

内容は、運動あそびについて。

他の保育園の嘱託医さん(たぶん)で、子供の発達から運動あそびを考える研究?をされている先生による講座だったので、他であまり聞けない本格的でとってもとっても参考になる講座でした。


簡単に内容をまとめておきたいと思います。

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★最近の子供の特徴について

最近、小学校の遊びなどで転ぶ時に手が前に出ずに転んで、前歯をおったりするケースがあるとよく報道される。

が、手は反射でどんな子供でも出ている、問題は、ひねり、の動きができていないこと。
手が出ても支えきれずひねれないので、そのまま顔から落ちてしまう。

このように、最近の子供が出来ない動きは3つ特徴的なものがある。
「ひねれない」「走っていて止れない」「よけられない」

これらは、保育園時代の体の鍛え方に通じている


★正しい歩き方が重要

よく最近歩かなくなったと言われているが、歩く距離よりも実は歩き方が大切。

赤ちゃんのようにぺたぺたと足をつけて歩く歩き方はゴリラに近く、人間特有のかかとを活かした歩き方が出来ていない。

原因は、固いところばかりをあるいていること。
土や砂浜、芝生など柔らかいところを歩くことで、かかとからつま先、小指から親指に力を移動させて蹴り出すばねの力を身につけることができる。


★子供が沢山動く理由

子供は未発達なので、筋肉を運動させることで血液を上の方向に送り出している。
子供が沢山動き回るのは沢山血液を上の方向に送り出すためでもあり、その運動はとめずに沢山させた方がいい。


★寝返りが大切

寝返りには2種類ある。
最初のころの寝返りは、腰をひねる動き。
その後、手を伸ばして肩からひねる動きで転がる寝返りに変わる。

最初のひねる動きが大切だが、最近はベビーベッドや壁際で寝かせることで、子供が手を伸ばしたりすることで肩からひねる寝返りに早く変わってしまいやすく、きちんとひねる動きを充分に身につけにくい。

ひねる動きは歩く時の骨盤をねじる動きにも繋がるためとても重要。

子供は、何も無い広いところで寝かせた方がいい


★ハイハイが大切

ハイハイやたかばいなどの四つん這い姿勢は、首をあげる動きに繋がっている。
この動きを多くすることで、首の後ろの筋肉が鍛えられ、脳に血液が沢山送られるため、頭の発達につながる。

頭のいい子供にしたいときは、ハイハイを沢山させた方がいい
具体的には、とんねるくぐり遊びなどをしてハイハイを促すこと。

また、ハイハイをするときに、足の親指を使って前に進む子供とそうでない子供がいるが、親指を使うことで、体の中で最も長い神経を刺激でき、脳に刺激を与えることが出来る、

膝を使ってハイハイする子供には、親が手で親指を刺激してあげたり、方向転換させることで足指を使わせるように促すとよい。


★眠ることが大切

眠ることでホルモンがでて皮膚の代謝も良くなる。

眠りの種類2種類
体を使って疲れてぐったり眠る
脳を使ってぐっずり眠る

この両方を促してあげるとよい。
なお、ぐっすり眠らせるには、五感を同時に刺激してあげ、脳神経がいききするエネルギーを使わせることが有効(聴く、見る、触ってあげて皮膚刺激、匂いをかがせる、足を動かすなど)

また、赤ちゃんが何かを訴えるとき沢山エネルギーを使うため、訴えさせることも有効


★自律神経を育てる

最近自律神経が弱い子供が多い。立ち上がる時に立ちくらみになるのも自律神経の失調。

育てるには、3つの運動が有効

①心臓どきどき運動
走ってスピードをどんどんあげて、急に止まる運動。心拍数が上がって安定する。
これを繰り返して鍛える。鬼ごっこで鬼を捕まえるなど。

②ぴょんぴょん運動
ぱっと立ち上がるのが有効なので、ぴょんぴょん跳ねる動きがいい。

③汗をかく運動
汗腺の数はみな同じだが、能動汗腺を育てるには2歳までの汗の量できまる。
遊びに集中させて沢山汗をかかせて、体温調節ができる子供にするのが大切。

最近、低体温より小学校高学年の高体温が問題となっている。
通常、人の体温は夕方まであがり、その後は下がって眠りやすくなるがそれが下がらず夜眠れない。
これらの子供の共通点は、保育園時代に汗をかかなかったことだった調査結果もある。


★睡眠とホルモン

眠るためには、メラトニンというホルモン分泌が必要だが、
セロトニンという眠らせるホルモンは抑制時にも働く。

凶悪犯罪者を調べるとセロトニンが分泌されていなかった結果があり、切れやすい子供や我慢できない子供もこれにつながっている。

ホルモン分泌には、自律神経を鍛えることが必要であり、そのためには沢山の運動を保障してあげることが必要。

★基本の運動を保障してあげる

上記のような、ひねる、足の親指をしっかり使う、かかとできちんと歩く、ひざを使うなどの体を使う運動をきちんとしてあげることが重要

なお、膝の運動については、日本人は本来床生活で座ったり立ち上げる動きで鍛えられる文化があった(膝を使う三段跳びは以前世界記録を持っていたくらい!)が、今は椅子の文化になって鍛えられず、膝をのばしたまま歩く子供も多い。

屈伸遊びなどをして膝の稼働域を広げてあげることが重要


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おおまかにこんな内容でした。
その他におすすめの運動の資料をもらったり、とても有意義な講座でした!!!

なお、以前から気になっていた、ぼんちゃんが片足だけ常に変な方向に曲がる件(こんな感じ↓)を相談してみました。


が、それは、利き腕があるように、子供にも重心をかけやすい方向があるので、特に気にせず、両方向バランス良く運動遊びをして鍛えてあげるので問題ないとのことでした!
ほっ!!!

あとは、以前から冷えとり推進の助産師さんは靴下をすすめるけれどどうなのかな~と気になっていたのですが、先生によると、靴下は足の指が内側に入ってしまい、足指を使う動きができなくなってしまうので、やはり出来るだけ裸足で歩かせた方が足指が鍛えられていいそうです★



うーん、沢山の学びがありました!

私はとにかく運動音痴だし、立ちくらみもすごいし、子供とどんな風に運動あそびをしてあげたらいいかよく分からなかったので、今日の講座を参考にぼんちゃんといっぱい体を使った遊びをしてあげたいなヾ(@^▽^@)ノ


ちなみに、マッサージもとても有効みたいです。
今更だけれど、ベビーマッサージやっぱり通いたくなってきたな~~~!
でも家で継続的にやってあげるのが重要なんだろうなあ~~~