韓国の商業系の高校では、卒業するまでに「現場実習制度」を受けなければいけない。
しかも、自分が進むべき道とは全く関係のない職場での実習がほとんど。
そして、日本でいう労働基準法に反した、低賃金重労働の過酷な現場実習が多いそうです。
そこで、精神的にも肉体的にも追い詰められ、挙げ句の果てに命を落としてしまった子が何人もいたことをようやく公にされたことで、この制度が見直されたのが2021年、つい最近のこと。
その問題を題材にした韓国映画『あしたの少女』
誰かに相談していれば、誰かが気付いてあげられたら...
未来ある命が救えたかもしれない。
「取り返しが付かなくなる前に何とかできなかったのか?」
「辛かったら辞めたらいいんじゃない?」
そう思われるでしょうけど、子ども=弱者が口を開けない状況を作っているのは大人たちでした。
少女の自殺に疑問に感じた1人の警察が、真実を知る為に聴き取りを行った結果、職場の責任者、両親、先生、教育庁...
少女に関わった人たちは、少女が死を選んだことに心当たりがあるにも関わらず言い訳をし、後ろめたい気持ちがありながら責任転嫁をする。
1人でも多くの未来ある子どもたちの命を救う為に、真実を暴き改善すべく動き出す。
ただダンスが好きな未来のある少女の命が、「現場実習」のせいで命が絶たれた、悲しくて苦しくなるお話でした。
辛くても苦しくても悲しくても、中々声をあげられない子ども=弱者たち...
例のJ事務所問題と共通点があると思いました
今夜『VIVAN』がいよいよ最終回ですね
その前にお風呂も夕飯も済ませてスタンバイ
