膵臓癌ステージIV、看取り段階に入ったと言われて3週間が過ぎました。
そんな父のここ数日間の記録です。
【7月5日水曜日】
朝から父が嘔吐しました。
体調が悪くしんどそう。
食事どころか水分も受け付けず。
夕方、大量の胆汁を嘔吐しました。
お風呂の日でしたが、体を拭くのも辛そうだったのでやめました。
いよいよなんだと思うと、中々帰ることができませんでした![]()
【7月6日木曜日】
昨日に続きグッタリしていました。
更に痩せて、パジャマがぶかぶかで、骨がパジャマを着ているようです。
何も食べられないそうで、冷蔵庫に買い置きしてあるゼリーなどは減っていませんでした。
水分は、少しずつ摂っています。
発声すら苦しいようで、問いかけにはジェスチャーや動作で答えるようになりました。
呼吸も苦しそうで、息が早くなり口が開いていることが多くなりました。
登山が趣味だった父が買い揃えていた『日本の名山』と言うビデオを流すと、興味深そうに観ていましたが、それすら観なくなりました。
テレビを見ていますが、焦点が合わず付けているだけって感じで、瞳も濁っています。
それでも『徹子の部屋』のゲスト研ナオコさんのスッピンとメイク後のビフォーアフター写真を見て私が笑っていると、父も少しだけ笑っていました![]()
もう寝返りするのも、起き上がるのも辛いのに、まだ自分でトイレに行っています。
寝起きに口が気持ち悪かったり、痰が絡むと、うがいをしに洗面所へ行きます。
爪切りや髭剃り、鼻毛のカットもしているようで、まだ身だしなみに気を使う余裕があります。
膵臓癌の影響でのお腹と背中の痛みは、貼る痛み止めで和らいでいるようですが、骨と皮だけでずっと寝ているので、背中や腰は病気とは違った痛みがあるようです。
看護師さんいわく黄疸が出てきたようです。
「お父さんの痛みが辛そうだったら、在宅医療の先生に言って強い痛み止め(モルヒネ)もできるから。」と言われ、いよいよ最期を迎えるのだと思いました。
この日は、いつ施設から電話がかかってくるかと思うと中々眠れなくて、亡くなる前の兆候をずっと検索していました。
それが...
【7月7日金曜日】
午前中に施設へ行くと、ベッドに座ってテレビを観ていました。
冷蔵庫を開けて、在庫チェックをすると...
えっ![]()
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バナナ1/2食べてるじゃん🍌
また復活してる![]()
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さすがにもうあんパンは食べられないようですが、帰りに何か欲しいものがあるかを聞くと
「バナナ買って来ておいて。」
って、まだ食べる気があるようです![]()
寝ている時間が長くなり、口を開けて苦しそうな寝顔になりました。
呼吸が早くなったかと思うと、大きなため息をついたりするので、ドキッとすることもあります。
口を開けて寝ているので、目が覚めると喉が渇くようで、カバッと起きてきて水分補給します。
寝ていても飲めるようにストローを用意しましたが、起き上がってベッドに座ってコップから飲んでいます。
【7月8日土曜日】
昨夜、姉が帰って来てくれたので、私はゆっくりさせて貰っています。
残りのバナナ1/2も食べていたそうです![]()
お風呂の日でしたが入浴はできず、ヘルパーさんに体を拭いて貰って、パジャマを着替えたそうです。
検査した病院の先生からも、在宅医療の先生からも、看取り段階に入ったと言われて3週間が過ぎました。
恐るべし父の生命力![]()
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亡くなる前の兆候を読むと、かなり当てはまるようになりました。
こんな風に今度こそダメかもと思いきや、また復活してをいつまで繰り返すのでしょうね。
実は、私の精神状態もかなりギリギリなんです![]()
