毎日お昼前後に父の施設へ行って、日が沈む少し前くらいまで一緒に過ごしています。
恐るべし生命力を感じたのが21(水)のこと。
それからも日に日に痩せて骨が浮き出て、顔なんてゲッソリしながらも、お腹はグルグル鳴って
「何か食べないと病気も治らない!」
「早くここから卒業しないと!」
と言っています。
自分の病状を悲観したり落ち込んだりせず、把握できない認知症だからこそのポジティブ発言
切ないけれど、それが生きる力に繋がっているのかもしれませんね。
水分すら消化できず嘔吐してしまうと言われましたが、すごく喉が乾くようなので、医師と看護師の許可を貰い冷蔵庫に飲み物をストックしています。
先週末から体調が悪く動くのも辛そうだったから
「一度家に帰らない?」
と聞いても、首を振りながら
「今日はいい。また今度にする。」
と力なく言っていました。
ところが23(金)に義兄が来てくれたので
「車で家に帰ろうか?」
と聞くと
「どうしようかなー。」
と迷いだし
「少しだけ帰ってみようよ!」
ともう一押しすると
「帰ってみようか。」
と一時帰宅することになりました。
家に帰ると
「麺が食べたいなぁ。」
と言うので、素麺を短くカットして茹でたものと冷奴を少しだけ出すと
「美味しいなぁ。」
って、あっという間に食べました。
後で嘔吐するのも可哀想だし、16(金)の朝食以来1週間ぶりの食事なので
「また明日食べようね。」
とストップするほど
お猪口に少しだけお酒を入れると
「あぁ、おいしいわぁ。」
「もう少し飲みたい。」
と、おかわりして美味しそうに飲んでいました
そして、ベランダに出てしばらく一緒に景色を眺めながら話したり、少しだけお昼寝をして休んだり、自分で書いたエンディングノートを見ながら3時間程みんなで実家で過ごしました。
22(火)訪問診療の医師が来た時に後どれくらいなのかを伺いました。
「人によりますが、食事を摂らなくなってから平均5日〜1週間ほど。」
と告げられていたのですが...
1週間以上経過しました
復活

横になる時間も眠る時間も長くなりましたが、時々ベッドに座ってテレビを観たり、私たちと昔話をしたり...このまま回復するのではないかと思ってしまうくらいです。
20(火)には、もうダメだと思ったので、父の故郷広島の幼なじみにも電話をしました。
「◯◯ちゃん(父の名前)がんばりんさいや」
と最期のお別れをしたつもりだったんですけど。
姉は、今週がやまだと思って1週間休みを取っていましたが、昨日の時点では安定していたのでいったん自宅へ帰りました。
良い意味での拍子抜け
だったのですが、今日は呼吸が荒くて辛そう
