2024年が明けて早くも1ヶ月半が経ちました。

春の足音も聞こえてきそう…と言いつつまだまだ寒かったり暖かかったりの繰り返しが続くようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、年が明けてすぐコロナデビューしてしまい、さらに冬季うつのピークシーズンがやってきてしまったこと、それから完全に年末の燃え尽き症候群で、仕事と睡眠と食事以外ほぼ何もせずに1ヶ月半を過ごしてきた感じです。

る太の感想まとめたいな~と思いながらも、つけたメモをほったらかしにしてたのですが、るひまちゃんがいつかの何かのためのアンケート募集中ということで、超遅ればせながらようやくブログの新規記事作成画面を立ち上げた、という現在地です。

もはやる太感想の需要も下火だろうとは思いますが、ひっそりゆるっと綴ってこうかと思います。

 

というか、いつまでもブログを書き起こせなかったのって、る太から得た感情とかもろもろの言語化があまりにもできなかったからなんですよ…何から書き出せばいいのかサッパリで!!!

オタクのブログなので、私のオタクとしてのこの作品との向き合い方を導入に持ってきた方がいいのかなと思いつつ、あまりにきもちわるいことになりそうなので、それはまた後で書けたら書きます(笑)

 

まずは、ながされ・る君へ~足利尊氏大変記~という作品について。

 

■シリーズ屈指のヘビーさ

じゃなかったですか、今回!?めちゃくちゃ面白かったんですけど。

終盤に向けてバッタバッタみんな退場していく感じ、ちょっと記憶にないですね。

ラストで生き残ってたの、尊氏・登子・風清・ふゆ・道誉の5人だけでは…?21役中5人…生存率23.8%…。

 (2/21追記)ごめんなさい、ラストの時点で生死不明な時行入れ忘れてた。6人、生存率28.5%。

だからなのか、会場内は一部が終わった後「おぉぅ…」という呻きが漏れるようなちょっと異様な雰囲気だった気がします(笑)

いやラストシーンはめちゃくちゃ爽やかなんだけども。

 

■鎌倉幕府滅亡という題材

初見時一幕終わった時点で「題材が…悪い…!」て客席で泣いてたオタクが私。

いや、20年以上北条および鎌倉中期に並々ならぬクソデカ感情を抱えている私に対してのみ、あまりに殺傷力が高いというのはもちろんあります。ここはM1(清和源氏)の時点で死が確定してた。尊氏より先に家時の名前が出てくると思わないじゃん…。

でもそれ抜きにしても、これるひまのオタクもたいがいダメージ受けるよね!?

ゲストの平野さんも言ってたけど、10年前及び2年前にいろんな悲劇のうえにそれでも立ち上げた武士の希望の都(?)だよ!

一幕ドあたまから頼朝やってた人に、鎌倉幕府樹立の後に北条に権力を奪われた話をさせるの卑怯でしょ!しかも配信のカット、内藤君(シンる頼朝)の後ろに辻ちゃん(るフェア頼朝)控えてるアングルなのわざとでしょ!!

冒頭から情緒を揺さぶられて、鎌倉幕府滅亡を見せられるの、なかなかに大変でしたね…(笑)

ちょっと後でも書きますけど、るひまちゃん今年このあたりのお遊びが過ぎたというか…るひまオタクの古傷の抉り方が例年にも増して…という感じでした(笑)いやファンサービスだと、ありがたく受け取ってるけどね…。

ほんま、そら平野さんも恨み言の一つも言いたくなるよ!笑 義時の時代は遠くなりにけり……。

というのはさておき、鎌倉オタクと言いつつも、倒幕期およびそのあとの建武の新政以降はまったくの素人だったんで、ついていけるか割と心配だったんですよね。なんならるひま祭シリーズでこんなに史実背景頭に入ってない時代も珍しいなっていうぐらい。(大昔太平記の総集編は見たはずなんだけど、記憶のかなた…)でもさすがにそこは祭シリーズ、各キャラクターの個性がストーリー運びを牽引し、ちゃんと最後までついていける、でもきちんと感動を受け取れる作品でした。

これがあるから、ちゃんと13年間日本史を題材に毎年新作で続いてきている演劇なんだよな……。

 

■ループ作品を思わせるつくり

「M1の時点でラストシーン(と思われる)を持ってくるの、新しいな!?地獄への道がもう舗装されてしまった!」と初見で衝撃を受けたんですけど、そこに

「この結末から逃れたくて幾度も流れにあらがい続けた なのに何故こうなる なのに何故この向かい風は俺たちをこの結末に連れてくるのだ」

と最高に意味深な歌詞を乗せてくるんですよね。しかも「違うよ兄上、俺は、兄上の邪魔になるんだ…」の直義の言い方は、必ず毎回1幕と2幕とで違うという。ループと取れる素材はいくらでもあって…これもうオタク大好きなやつじゃん(笑)

でも結局それがどうだったのかは本編では語られなくて、解釈は観客に委ねられたというのが、るひま作品らしいなと思いました。これを主題にいくらでも物語の展開はできたはずだけど、あえてそれはやってないんですよね。ここの考察を楽しんでくれてもいいし、もちろんそれ以外の楽しみ方をしてくれてもいいよ、というるひまの懐の深さだったり、演劇というものと観客への信頼だったりを感じます。愛。

私自身がどう捉えているのかはまた後程書こうと思います。


■音楽の力

2021年のシンるもそうでしたが、るひまちゃんの作るミュージカル、音楽の持つ力が凄い。いやミュージカルってそういうものです、と言われたらそれはその通りなんだけど。

これは私個人のことなのですが、音楽で心を揺さぶられるかどうかが、そのミュージカルが自分にハマるかどうかの一つの大きなポイントと言いますか。家にあるミュージカルの円盤もその条件に当てはまる。単純に楽曲が好みということだけじゃなくて、ストーリーの盛り上げに一役買ってるかどうかみたいな、音楽の挿しどころっていうのかなぁ、そういうのが自分のツボに入るとめちゃくちゃ好きになります、その作品のこと。

る太もその条件にはキッチリハマってくれて、「矛先を変えろ」から始まる一幕ラストとか毎回鳥肌立ってたし(実際には「北条を討て」「幕府の滅亡」の2曲)、二幕フィナーレに急激に向かう

「嘘だと言ってくれ すべて嘘だと これは夢で幻だと 直義 お前を追い込んだのはこの俺か」
とかその入りのピアノで一気に涙腺揺さぶられて毎回号泣してましたね。

もちろんそれは演者の歌の力とお芝居の力に支えられてのものでもありますが。主演の相葉ちゃまはじめ、内藤くん(なお私はレミゼ相葉内藤コンビ厨)たち、誰の歌もそれぞれに素晴らしくて、本当に耳も目も心も幸せいっぱいな年末でした。

 

こうやってブログ綴りだすと「納めたくねぇ~~~~~~」という8年くらい擦り続けているるひまオタクの口癖が出てきまうなぁ(笑)

この後は各キャラクターについて綴っていけたらなと思います。

どこまで行けるかいつまでかかるかわからないけど、よかったらお付き合いくださいませ。