ちょっと箸休め的に、私が特に好きな、カッコイイ男達についてしゃべらせてください(笑)

 

■辻本祐樹が安達盛長を演じた意味

実質、政子の相手役は今回も辻ちゃんだったな、という感覚もありますが(笑) というかもう恋愛担当と聞いていた時点で、あっハイ今回も水さんの相手役ですね!わっかりましたー!って感じではあったんですが。笑

こう、今回辻ちゃんが、「頼朝」を認める・認めないのせめぎあいに立たされてる役というのは非常に面白かったですね…。そのうえで「死ぬなよ頼朝」「棟梁は頼朝しか認められないんだ」

という台詞を言わせる……こんなんるフェア厨沸いちゃうじゃん!!ってなりました(笑) 辻ちゃんの「まーーさこぉーー」といい、古のオタクがあぶり出されるのよ…!笑

盛長はやっぱり、政子とのバディ感、そして彼女への片想いというのが良かったですね…本当辻ちゃんこういうの上手いよなぁ。。

戦での頼朝躍進に、言葉とは裏腹に純粋に嬉しそうな政子と盛長、結局二人とも頼朝のこと大好きぢゃん…という感じで最高だったし、範頼に捕らわれた政子と盛長のアイコンタクトも最高だった。一方で、「俺があなたのことを好きなのって冗談だと思われてます?」とか「…殺し文句だな」とか、頼朝への愛を歌う政子を見つめる顔とか、もうすごい切ない顔するじゃん~~~~ってさすがの辻本祐樹、さすつじ!!ってなりましたね。特に好きなのは、救い出した政子の手を取って、この時ばかりは政子も盛長に寄りかかったり振り向いたりするかな、と思いきやそのままスルリと抜けていくところ。差し出した手は所在なく、でも盛長はそれでこそ彼女だと笑う。えええええん切ない……。

こちらが辻ちゃんとはもう長い付き合い(笑)なのもあるかもしれませんが、本当に辻ちゃんってシンプルに観たいものを120点満点で魅せてくれるんですよね…。安心してこの切ない愛に没頭できました。これは辻ちゃんでなきゃダメだ……。

 

■良い漢 弁慶

いやもうクジライクンの弁慶、良い漢が過ぎたんですよ……。

衣川の弁慶の立ち往生とか、もう泣くしかないんですけど、そこに至るまでもまぁオットコマエで。

でも弁慶は一つだけ勘違いしてるなって思ったのが、義経も静も、恋愛の意味で好きなお互いと同じくらい、弁慶も含めた三人の時間が大切だったんですよ…弁慶が静にも義経にも惚れていたように。義経が兄上!と泣き叫びながらも鎌倉から奥州に逃げることを決めたのは弁慶と静を守りたかったからだし、静が弁慶のそばを離れようとしなかったのも、三人でいることに大きな意味があったからだよ。弁慶は自分が居なくなっても二人が生きれば幸せになれると思ってたかもしれないけど、本当はあそこで死んじゃいけなかったんだ。。

でもそういうところも含めて、弁慶という男はカッコよかったですね……初見からずっと好き。

義経と弁慶と言えば、五条大橋の回想で、落ちそうになる弁慶を、義経が薙刀をつかんで助けるところもよかったですね…!

 

■カッチョイイ梶原景時

いや~~~~~今回の梶原、シンプルにカッチョよかったですね。戦ダイジェスト好きすぎた。

登場シーンの大根割り、一回まじで成功したこともあったし、逆に客席に落ちるアクシデントもあったり、あと、頼朝の熱き言葉に心打たれる前のコレ👉って、もしかしてエブリバディのクリティカルヒットでした??(笑) と、伊藤さんなので楽しいところは残しつつ。

義時との友情良かったですね…頭を下げる義時を見て考えを変え、義経のことは義時にすべて任せる。渋い。

凄腕の軍師なのに、男として誰かの本気にはしっかり胸を打たれる梶原、好きでした。

北条と梶原に友情を生んでしまって、この後どうするつもりかなとは思いながらね!!!地獄の上映会リーディング待ってるよる🌻ちゃん!!!笑

 

あと伊藤さんと言えばまじでツンデレラの従者イトウがカッコよかったこともここに記しておく。(主に松田岳回で)姫の髪型を優しく直してあげるの普通にめちゃくちゃキュンとしたし、千秋楽のあの告白はいったいなんですか!!!姫はイトウが攫うべきだったんじゃないんですか!!!2021年キュン納めでした。

ご結婚おめでとうございます!!!

 

■国の味方 親能・広元

いやぁこの二人もカッコイイですよね。京にも鎌倉にも通じながら、時代と国(民でもあるかな)がどちらを向くのかを見極めながら、自分達の身の振り方を考え続けている。

るフェアの大江広元もそういう感じだったけど、今回の広元も、キャラクターはまったく違うんだけど、何も聞いてないようでめっちゃちゃんと聞いて考え巡らせてるんだろうな感がすごくて。非常に面白いキャラクターだと思いました。

あとこれは気のせいかもしれないんだけど、もしかしてモデル?は、デスノのLニアメロだったりしますか???なんとなくメイクの感じとか、模型ずっといじくってんのとか、髪型とかそれっぽく見える瞬間がありましたね…。これはまじで的外れかもですが。

あと親能というか真志だけど、義仲フェスでのコーレス楽しかったです。毎回ちょっとずつ違ったけど、千秋楽はその前からノリノリだったから「あーーこれはブッこむ気だな」って思って見てたらやっぱり、「木曽ォの義仲ァ!」って超カッコイイシャウトをキメてて、すぴさんが狂わされてたの笑ったわ。

 

毎年第1部では、呻いたり泣いたりしながら、それでもこういうシンプルにカッコイイ男達もいたりするので、楽しいんですよねぇ。