11月13日です。
推し・滝口幸広さんが居ない世界になって2年が経ちました。
普段あまり部屋に推しの写真を飾ったりするタイプではないのですが、あの人の写真を部屋に飾って2年。
もう2年。まだ2年。
コロナもあって目まぐるしく変わっていく毎日に追われているうちにあっという間に2年経ったような気もするし、
それでもいつ来るかわからない・早く来ることを望みもできない、推しにまた会える日を思っては、果てしない時間のうちのまだ2年、という気もします。

昨年の同じ日にもブログを書きましたが、それから1年、
この1年というのはどういう時間だったかなって思い返すと、少しずつ時間が動き始めてきた1年だったかなと思います。

ラブ米では合鴨ブラザーズ兄鴨のその後が語られ、弟鴨には新しい相方もでき、
そしてエーステ…雄三さんは、きちんと鯨井くんという素晴らしい役者さんがバトンを受け取ってくれました。
どちらも本来であれば、志半ばで滝口が無念にも繋げなかったバトンになってもおかしくなかったもの。
それを受け取って繋いでくれる人がいたから、滝口はちゃんと「仕事を果たすことができた」って言えると思います。
一ファンとしてそれが本当にありがたく、どれだけ言葉を尽くしても伝えきれないくらい、感謝しています。
前に進むこと、それはきっと滝口本人が一番望んでいることだという確信があるし、彼が携わった作品がこれからも愛されて永く続いていくことは、何よりの弔いになるだろうと思います。
彼が大切にしたものを大切にすることは私の救いでもあり、できる限り足を運び続けたいなと思っています。

一方でこの1年の間にも、いろんな方が彼を偲んでくれるシーンというのもありました。
それこそ前述のラブ米公演は追悼公演と言って過言ではなかったし(どなたかがるひまとエーステの滝口大好きバトルにラブ米が参入してくるとは、って言ってて笑っちゃった)、
るひまの年末では紫吹さんが「たっきーの姿探しちゃう」とか言ってくれたり(ひめたま大好き…)、平野さんが寺坂に絡めて話題に出してくれたり、
エーステ・フィルコレの夏組コメンタリーは彼の話で持ち切りだったし(なんかごめんな!って話も多かったけど・笑)。

これ以外にわたしがキャッチできなかったものもあるけれど、彼の話が挙がったというのは本当にいろいろ聞きます。
偲ぶと言っても笑顔が絶えない思い出話に花が咲くことも多くて、改めてたくさんの笑顔を作ってきた人なんだなぁと実感します。

特に印象深いのは誕生日の滝口炎上配信ですかね。
さすが滝口愛が尋常じゃないる・ひまわり、2年連続粋なことをしてくれる…!!
トレンド入りが見られたり、当時は滝口を知らなかったであろうふぉろわさんが観てくださったり、あと炎上に出演している役者さんがツイートやブログで触れてくれたり、出てない役者さんたちも一緒に配信観ながらツイートしてくれたり、本当に嬉しいことばかりでした。
ほんとに幸せな時間だったな…これが愛だよ、愛してる、るひま…。

それから2.5の平野さんから入って滝口にたどり着いて、滝口を新たに愛してくださった方のお話を聴けたのも、印象深い出来事のひとつでした。
彼が居なくなっても彼と一緒に仕事をしていた方たちが続けている限り、新たに彼に出会って愛してくださる方も出てくるんだということに、なんだか救われるようでした。
いやご本人は「せっかく出会ったのにもう見られないなんて…」と嘆いていらっしゃったわけだから、それに救われるなんて甚だ勝手な話だし、本当に最低なんですけど、でも。
心の中で生きるとはよく言ったもので、彼の場合作品が形として遺っているわけだから、まだまだ誰かの心の中で生きていく機会があるのです。それってすごい。

あの秋から1年を超えて、私たちファンの間はともかく、さすがにTwitterとかで話題が挙がることも減っていくかなって少し覚悟もしてたんですが、全然そんなことはなくて。
1年間相変わらず彼の話題が尽きなかったのが、滝口幸広だなぁと思います。

なんだかダラダラした文章になってしまいましたけど、まぁそんな風な1年でした。
前へ進むことと、彼を忘れないこと、それは両立できる。
昨年の今頃はまだそれを実感できていなかったような気もするけれど、今年は素直に、確かな自信を持ってそう言えるし、そうやってこれからの時間を過ごしていくしかないんだと思います。
それでも彼を想って、それを時々はちゃんと言葉にすることは、続けていきたいな。
言葉の端々に「お前のそれは何目線だ」っていうのは出ちゃうけど、許してよね、ゆきひろくん!
あなたとファンの謎の距離感を作ったのは、私たちとあなたとの、双方の責任なので!笑

11月は毎年TLが寂しかったり悲しかったりの雰囲気に包まれます。私もやっぱり寂しいし悲しい。

今週はさすがにずっと情緒がダメだった…今わりと仕事忙しいんだよ、困るよ滝口、どうしてくれんの(苦笑)
それでも、今日も心の中では花を手向けて、私は私の1日を、できる限りの笑顔で、元気に生きていきます。
滝口も笑っていますように。