コブレンツのカストロ教会
船を待つ間に、同僚といった教会です。
この旅行でほとんど一緒に歩いていたのは、
14年間一緒に仕事をしている、小柄な同僚エイ。
小柄2人組で漫才をしているといわれることが
多い私たちです
教会に入るたびに、彼女が色々と説明をしてくれます。
カストロ教会に入った時の事、
アントニオという方の像を同僚が見つけました。
みんちゃん、
この方にお願い事をすると願いが叶う
と言われているのよ。
なんでもいいからお願いしなさいよ。
ネットから写真は拝借
少し考えてから、同僚エイに
娘たちに素敵なパートナーが
見つかりますようにとお願いしようかな
といってみました。
その日の終わり、みんなで飲みにいった席で、
同僚1人が、ドイツ人同僚にこんな質問をしました。
あなたの娘たちは元気なの?
ドイツ人同僚は、彼女の娘たちの近況を
私たちに話はじめました。
娘1は、素敵な彼氏を見つけたのに破局
どうして破局してしまったのか?わからない
娘2の彼氏とは、関係がよくないの
もっと、娘を大事にしてくれる人と交換して欲しい
といった彼女の顔は、ちょっと悲しそうでした。
そこに、同僚エイが
みんちゃん、さっき、アントニオに
娘たちに素敵なパートナーが見つかりますように
ってお願いしたんだよ。
あなたも一緒にきて、お願いすればよかったのに
とドイツ人同僚を元気付けるためにいったのです。
ドイツ人同僚、
アントニオにお願いしたかったわ。
ミケランジェロではだめかしら?
アントニオもミケランジェロもどこかで
繋がっているはずなんじゃないかしら
そこでみんな大笑い
こんな会話にヨーローパの歴史を感じます。
この手の話には、全くついていけない私。
同僚エイのおかげでミケランジェロが
この方だというのは、わかるようになりました
最終日にいった聖地
ドイツ人同僚は、娘たちのことを思い、
2つの蝋燭に火を灯していました。
後から同僚エイに聞いた話では、
ドイツ人同僚は涙ぐんでいたそうです。
いつも強い彼女、
私たちに、涙を隠すようにどこかに
少しの間、姿を消していました
戻ってきた同僚は、同僚エイに
ミケランジェロに
ちゃんとアントニオに伝えてね
とお願いしてきたのか
と聞かれていました
大笑いしながら、いつもの同僚に
もどっていました
人それぞれ、悩みはありますが、
それを吹き飛ばすような笑いがあれば
心が救われるような気がします
訪問ありがとうございます