入院している父に
ビデオを撮影して
送ってあげようと
町の中を
徘徊していたら
思い出した

紫陽花が
綺麗に咲いている
お宅
20年前
初めて、娘たちと私が
ドイツにやってきた時のこと
本当なら夫が日本へ
迎えに帰ってくるはずが
私たちが渡独する1ヶ月前
急に義父が手術することになり
夫が一時帰国することになった
来月、お前たちを
迎えにくることは
できないという夫
3歳と生後半年の娘を
1人で連れて
12時間のフライトに
耐えられるのか
私自身だって、
ロングフライトは初である
そこで母が提案
叔母と私が添乗員として
一緒に渡独するわ
ついてに観光もして
きましょう
というではないか
というわけで
大人3人、子供2人で
渡独。
渡独して、数日経った頃
近所のドラックストアーに
買い物に出かけた私たち。
子供を連れて、
先にお店の中にはいって
行く私。
後からついてくる
母と叔母。
お店にはいって
数メートルのところで
母が私を呼んだ
みん、
ちょっときて
日本人が
いたわよ

と見知らぬご夫婦と
会話している母

このご夫婦
日本人夫婦で
この町に
住んでいるという。
お二人は
音楽家らしく
あまり家には
いないのだけど
なにか
困ったことがあったら
いつでも
電話をくださいね
と連絡先を書いてくれた。
母は、
日本語が聞こえる
って思って声をかけた
らしい

当時の母の年齢は
今の私くらいである。
おばさんパワーを
発揮したのだろう
この出会いから
数日後
私はこのご夫婦に
電話をした。
ドイツ語の先生を
探しています。
できれば、
日本人の先生を
しりませんか?
なんせ、
私の知っていた
ドイツ語は
Danke(ありがとう)
Bitte (どういたしました)
のみだったから
このレベルでは
市民学校にも
いけないレベル
このご夫婦に
紹介してもらった
ドイツ語の先生
なんと
当時の夫の会社で
ドイツ人に日本語を
教えている日本人
というなんとも偶然な
出会い

あれから20年間
同じ町に住み
同じドラックストアーに
たびたび買い物に行くが
このご夫婦に
あの日以来
あったことはない
このご夫婦が
まだ、
同じ町に
住んでいることは、
風のたよりで聞いている。
なんと不思議な出会い
だったんだろうと思う
2リットルのトマトソース
消費活動中
野菜とささみのグラタン
きっとオーブンに
放り込んでおくのみで
簡単だった。
トマトソース残りまだまだあるぞ![]()
訪問ありがとうございます![]()


