少しだけ秋を感じ始めたこの場所で
私は新しい気持ちを抱いて朝を迎える
夏の始めに切った髪も伸びて
秋のスタイルを考えようになっていた

赤く染まる樹を見るのが
好きなのだけれど
今日は少しだけ
そんな秋の訪れに 淋しさで揺れる心が痛かった

いつもは
夜に淋しさを覚えるのに
今日はどうして朝だったんだろう


考えてみても

正確な答えは見つからなかった


ただ

心がざわついて

落ち着かなかった

まるで

期待と不安がごちゃごちゃになった

入学式の時のように


扉を開けて

コンクリートを踏みしめれば

心の痛みは気にならなくなったけれど

消えてしまったわけじゃないって

どこかではわかっていて

時折撫でる秋風が

ツキンと胸に刺さったりした

通り過ぎる風が

言っているような気がしたんだ


「来年もまた巡ってくるよ。この季節が。」


私に それを閉ざす術など与えられていなくて

私はただひたすら

今を生きるだけなんだ

いつ終わるともしれない私の人生を

悔いのないように 心を込めて 



どうか神様

私の祈りがあなたに届いていますように・・・