目の前に広がる入道雲が
なぜだかとても懐かしくて
風の中にあっても
あなたは決して吹かれることなく
ここが私のいるべき場所だと
訴えているようで
影と光が
こんなにも繊細に現れて
大胆に存在している
手を伸ばせば あなたの一部を
私の元に引き寄せられるような気がして
いつ無くなるとも知れない
不安定な存在に
無理な願いをかける
遠くまで
幾重にも重なる入道雲
ねぇ
ここは空が狭くて
すぐに あなたの姿を隠してしまう
思えば そぅ
あなたの元に駆けていきたくなるのは
もう二度と見れないあなたのことを
少しでも永く見つめていられるところへと
還りたいと強く想うから
だからどうか
いつか辿り着くその時まで
消えずに在り続けて ほしい
いつの間にか
遮られてしまったこの世界にも
あなたの傍にいられる場所は
あるはずだから