こんにちは。

縁側から静かに心を見つめる日記を、今日もお届けします。




「この世はイリュージョン」

そんな言葉を聞いたとき、あなたはどう感じますか?





◆ イリュージョンとは?



“イリュージョン(illusion)”とは、

**「錯覚」や「幻想」**のことを指します。


まるで本当のように見えても、実はそうではないもの。

この「現実世界」もイリュージョンなのかもしれない。

そんなことを、今日は量子力学・心理学・脳科学の視点から見つめてみます。





◆ 量子力学が教える現実の不思議



量子力学という最先端の物理学の分野では、

「観測されるまでは物は“存在していない”」という奇妙な事実があります。


たとえば「二重スリット実験」では、

電子は観測されると“粒”として振る舞いますが、

誰も見ていないときには“波”のように広がって存在している。


つまり――

私たちが“見る”ことで、現実が形を持つ。


これはつまり、

**「現実は私たちの意識によって決まっている」**ということを意味しているのです。





◆ 心理学から見る「現実のフィルター」



心理学では、人は「現実そのもの」を見ているわけではなく、

自分の過去の経験・感情・思い込みなどの“フィルター”を通して世界を見ていると考えられています。


同じ夕焼けを見ても、ある人には「希望」に見え、

別の人には「寂しさ」に映る。


つまり、

「現実」は人それぞれの“内側”にあるということです。





◆ 脳科学から見る「仮想現実としての世界」



さらに脳科学の分野では、

脳は感覚器からの情報を“翻訳”して、私たちに現実を見せていることがわかっています。


たとえば、

・目に入る光 → 電気信号に変換

・耳に入る音 → 脳内で意味のある音声に構成

・肌に触れる感覚 → 過去の記憶と結びつけて「痛い」「気持ちいい」などに変換


つまり、

私たちが“現実”だと思っているこの世界は、すべて脳の中で再構成された仮想現実とも言えるのです。





◆ だから、地球の現象は「イリュージョン」


地球で起きていること――

天気、人間関係、感情、出来事……

それらすべてが、「本当に起きている」と思いきや、

実は私たちの“内なる意識”が投影したスクリーンのようなものかもしれません。


それを「イリュージョン」と呼ぶのは、何もスピリチュアルな夢物語ではありません。

最先端の科学が、少しずつその真実を教えてくれているのです。



この“イリュージョン”の世界を、ほほえみながら眺めてみましょう。