授賞式が終わった後、ごったがえすロビーを抜け、外に出ると、明るかった空も綺麗な夜空に変わり、レッドカーペットも昼間の華やかさとは裏腹に、祭典の後の静けさを物語っていました。
そんなレッドカーペットには、「HBO」などの局の看板が目立ち、そこに人々が集まり始めていました。
これからアフターパーティに行くんでしょうね。
授賞式の興奮が冷めていなかった私も、そういう光景を目にして、「あー、終わってしまったな。」と少し寂しさを感じながら、辺りの光景を見回していました。
すると、突然、その視界の中に、見覚えのある髪型とあご髭の方が横切るじゃありませんか。
「あー!!」
と思わず大きく息を吸い込むと、それがまた予想以上に大きかったんでしょうね(笑)。
「あー!って何?」
と振り返ってくれるじゃないですか!
私はすかさず、
「ニックですよね?『プロジェクト・ランウェイ』の!!」
と興奮気味に聞くと、
「そうだよー♪」
と優しく答えてくれました。
そう、彼は「プロジェクト・ランウェイ」シーズン2でベスト5に入り、優勝候補と言われながらも惜しくもベスト4を目前に敗退してしまったNIKOLAKIのデザイナー:Nick Verreosでした♪
私の夏は、この番組と共に始まり、終わったと言っても過言ではない程、この夏夢中で観ていた「プロジェクト・ランウェイ」。
エミー賞に行けることが決定した時点で、このシーズンに出ているデザイナーのドレスが手に入らないか、とっても探したんですよ。
残念ながら日本では私が知る限り買えそうもなかったので、それならロスで買うっていうのはどうか?と考え、調べたのが、ロス在住のニックでした。
結局、色々考えて、1日で用意するのはやっぱり無謀だと気付き、泣く泣く諦めたんです。
そんなこともあって、ニックに会えたなんて、本当に嬉しくて!!
「プロジェクト・ランウェイ」は番組自体は今回のエミー賞でもノミネートされていましたが、それはシーズン3だったので、シーズン2の出演者には会えないだろうな、とも思っていましたので、自分のラッキーさにびっくりしました。
しかも、私がロスに行く前に最後に観た「プロジェクト・ランウェイ」は残念ながらニックが落ちてしまった回だったんですよ!
だから、ニックにも、番組の大ファンで、しかも先週日本で放送されたのがあなたの回だったんですよ!!と大興奮で伝えました。
今思うと、この時が、アメリカで最も流暢に、そして最も長く英語を話した時でした(笑)。
ニックは、いきなりハイテンションで話しかけた私にも引くことなく、嬉しそうに、私の話に時々リアクションしてくれながら、ニコニコ聞いてくれました。
ニックの話し方は、物腰が穏やかで優しいんですよ。
テレビの吹替の雰囲気のままです。
自然に私も頭の中であの声で吹き替えられていましたもん(笑)。
本当に優しくて、良い方でした。
そして、最後にニックに握手をしてもらいました。
これまた温かくて、ニックの人柄のようでした。
夢中で観ていた番組のデザイナーに会えて、アメリカ滞在中で最も長い時間、英語で会話が出来たなんて!
もうこれで思い残すことはないわ♪と幸せの余韻に浸りながら、リムジン乗り場のほうへ移動しました。
エミー賞の会場はリムジン以外は乗り付けられません。
そのため、帰りは自分たちのリムジンが来るまで外で待っていなければならないのですが、会場にいた人たち皆そこで待つので、かなり混雑していました。
そこでもスターたちに会えるかもしれない、と言われていたので、ちょっと周りを見回しながら並んでいたのですが、一番会いたかったDavid E. Kelleyに会えたし、ニックともあんなに長い時間話せたし、それ以上何かを望んだらバチがあたりそうな気がしたので(笑)、この幸せをかみしめていよう、という思いもあって、列に並んで会話を楽しんでいました。
しかし、少し謙虚だった私の気持ちに神様が見ていてくれたようで、ここで最後のビッグサプライズがありました。
ふと後ろを見ると、美しいドレスを着た「ザ・ソプラノズ」のカーメラ役:イーディ・ファルコが立っているではありませんか!!
私たちのすぐ後ろにですよ!!
あー、夢が実現したよ、、、(泣)。
来る前から会いたかった「ザ・ソプラノズ」のトニー&カーメラ。
最初の日にトニーとニアミスし、会えなかったので、会えない運命なのかも、、、と思っていました。
期待していなかった人に会えたから、それで運が使い果たされてしまったと思っていたし、それでとっても幸せでした。
しかし、最後にこんな大きなプレゼントがあるなんて!
談笑中で急いでいるようだったので、話しかけちゃいけないかな、と思いましたが、ここはどうしても話しかけなきゃ!と意を決して話しかけてみることにしました。
小さい声で、
「おめでとうございます」
と声をかけると、とても素敵な笑顔でまっすぐこちらを見て、
「ありがとう」
と返してくれたイーディ。
本物のイーディだー!と心の中で嬉し涙を流していました。
まだ談笑しながら後ろに並んでおられたので、この機会を逃さないよう、挑戦してみよう!とまた心に決め、後ろを振り返りました。
「よろしければサインをいただけませんか?」
とかなり遠慮がちにお願いすると、
「もちろん!」
と返事をいただけたので、慌てふためきながらサイン色紙とペンを渡しました。
あまりに慌てていたので、サイン色紙が裏だったことは後で気付きました(笑)。
しかも、サインに名前まで入れてくれようとしたんですよ♪
名前を告げると、馴染みのない名前だからごめんなさいと言ってくれました。
私は、急いでいらっしゃるようだったのにサインを目の前で書いてくれただけで、私は本当に本当に幸せだったのに、名前まで書いてくれようとするなんて、その心遣いだけで感激してしまいました。
しかも、彼女の番組が日本でも大人気であることなどをつたない英語で話すと、イーディは、視線をこちらにしっかりと向けて返事をしてくれたばかりか、去り際には、私の腕を何度も何度も優しくさすりながら、お別れをしてくれたんです。
あのときの温かい笑顔は今でもはっきり覚えています。
本当に優しく素敵な方で、こちらまで温かい気持ちにさせてくれるような方でした。
彼女がファンに優しいらしいというのは聞いたことがありましたが、本当にこんなに優しい方だったなんて、とっても感激しました。
この日、一番ファンになってしまいました♪
「ザ・ソプラノズ」が最後に作品賞を受賞した記念すべき年に、直接お話できただけでなく、サインもいただき、素敵な思い出もいただたなんて♪
一生の宝物になりました。
「あー、なんて幸せなんだろう!もうこれ以上ないくらいの幸せだなー」と今日1日の出来事を振り返って、また幸せの余韻に浸ってぼーっとしていると、なんとピンクのシャツが目に入ってきました。
「LOST」のロック:テリー・オクィンが目の前を通過しようとしていたのです!
私たちが呼び止めると足をとめて、一人一人と目を見ながら握手をしてくれました。
このとき、エミー像を持っていたそうなのですが、私は全く気付きませんでした。
ロックが目の前にいるだけでいっぱいいっぱいでしたから(笑)。
残念、、、。
やっぱり大きかったですが、ピンクのシャツを着たタキシード姿のテリーは、とてもかっこ良かったですよ♪
とはいえ、いつもTシャツ姿でジャングルを走り回っているロックしか見たことがなかったので、余計に新鮮でした♪
エミー賞授賞式は最初から最後までサプライズの連続でした。
幸せな出来事が次から次へ起きて、本当にこんなにラッキーでいいのか?と少し怖くなってしまう程(笑)。
夢を与えてくれる海外ドラマの世界。
それは、それを讃える授賞式の場でも、とても大きな夢を私に与えてくれました。
そして、帰国してからも予期せぬサプライズをくれたんですよ。
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そんなレッドカーペットには、「HBO」などの局の看板が目立ち、そこに人々が集まり始めていました。
これからアフターパーティに行くんでしょうね。
授賞式の興奮が冷めていなかった私も、そういう光景を目にして、「あー、終わってしまったな。」と少し寂しさを感じながら、辺りの光景を見回していました。
すると、突然、その視界の中に、見覚えのある髪型とあご髭の方が横切るじゃありませんか。
「あー!!」
と思わず大きく息を吸い込むと、それがまた予想以上に大きかったんでしょうね(笑)。
「あー!って何?」
と振り返ってくれるじゃないですか!
私はすかさず、
「ニックですよね?『プロジェクト・ランウェイ』の!!」
と興奮気味に聞くと、
「そうだよー♪」
と優しく答えてくれました。
そう、彼は「プロジェクト・ランウェイ」シーズン2でベスト5に入り、優勝候補と言われながらも惜しくもベスト4を目前に敗退してしまったNIKOLAKIのデザイナー:Nick Verreosでした♪
私の夏は、この番組と共に始まり、終わったと言っても過言ではない程、この夏夢中で観ていた「プロジェクト・ランウェイ」。
エミー賞に行けることが決定した時点で、このシーズンに出ているデザイナーのドレスが手に入らないか、とっても探したんですよ。
残念ながら日本では私が知る限り買えそうもなかったので、それならロスで買うっていうのはどうか?と考え、調べたのが、ロス在住のニックでした。
結局、色々考えて、1日で用意するのはやっぱり無謀だと気付き、泣く泣く諦めたんです。
そんなこともあって、ニックに会えたなんて、本当に嬉しくて!!
「プロジェクト・ランウェイ」は番組自体は今回のエミー賞でもノミネートされていましたが、それはシーズン3だったので、シーズン2の出演者には会えないだろうな、とも思っていましたので、自分のラッキーさにびっくりしました。
しかも、私がロスに行く前に最後に観た「プロジェクト・ランウェイ」は残念ながらニックが落ちてしまった回だったんですよ!
だから、ニックにも、番組の大ファンで、しかも先週日本で放送されたのがあなたの回だったんですよ!!と大興奮で伝えました。
今思うと、この時が、アメリカで最も流暢に、そして最も長く英語を話した時でした(笑)。
ニックは、いきなりハイテンションで話しかけた私にも引くことなく、嬉しそうに、私の話に時々リアクションしてくれながら、ニコニコ聞いてくれました。
ニックの話し方は、物腰が穏やかで優しいんですよ。
テレビの吹替の雰囲気のままです。
自然に私も頭の中であの声で吹き替えられていましたもん(笑)。
本当に優しくて、良い方でした。
そして、最後にニックに握手をしてもらいました。
これまた温かくて、ニックの人柄のようでした。
夢中で観ていた番組のデザイナーに会えて、アメリカ滞在中で最も長い時間、英語で会話が出来たなんて!
もうこれで思い残すことはないわ♪と幸せの余韻に浸りながら、リムジン乗り場のほうへ移動しました。
エミー賞の会場はリムジン以外は乗り付けられません。
そのため、帰りは自分たちのリムジンが来るまで外で待っていなければならないのですが、会場にいた人たち皆そこで待つので、かなり混雑していました。
そこでもスターたちに会えるかもしれない、と言われていたので、ちょっと周りを見回しながら並んでいたのですが、一番会いたかったDavid E. Kelleyに会えたし、ニックともあんなに長い時間話せたし、それ以上何かを望んだらバチがあたりそうな気がしたので(笑)、この幸せをかみしめていよう、という思いもあって、列に並んで会話を楽しんでいました。
しかし、少し謙虚だった私の気持ちに神様が見ていてくれたようで、ここで最後のビッグサプライズがありました。
ふと後ろを見ると、美しいドレスを着た「ザ・ソプラノズ」のカーメラ役:イーディ・ファルコが立っているではありませんか!!
私たちのすぐ後ろにですよ!!
あー、夢が実現したよ、、、(泣)。
来る前から会いたかった「ザ・ソプラノズ」のトニー&カーメラ。
最初の日にトニーとニアミスし、会えなかったので、会えない運命なのかも、、、と思っていました。
期待していなかった人に会えたから、それで運が使い果たされてしまったと思っていたし、それでとっても幸せでした。
しかし、最後にこんな大きなプレゼントがあるなんて!
談笑中で急いでいるようだったので、話しかけちゃいけないかな、と思いましたが、ここはどうしても話しかけなきゃ!と意を決して話しかけてみることにしました。
小さい声で、
「おめでとうございます」
と声をかけると、とても素敵な笑顔でまっすぐこちらを見て、
「ありがとう」
と返してくれたイーディ。
本物のイーディだー!と心の中で嬉し涙を流していました。
まだ談笑しながら後ろに並んでおられたので、この機会を逃さないよう、挑戦してみよう!とまた心に決め、後ろを振り返りました。
「よろしければサインをいただけませんか?」
とかなり遠慮がちにお願いすると、
「もちろん!」
と返事をいただけたので、慌てふためきながらサイン色紙とペンを渡しました。
あまりに慌てていたので、サイン色紙が裏だったことは後で気付きました(笑)。
しかも、サインに名前まで入れてくれようとしたんですよ♪
名前を告げると、馴染みのない名前だからごめんなさいと言ってくれました。
私は、急いでいらっしゃるようだったのにサインを目の前で書いてくれただけで、私は本当に本当に幸せだったのに、名前まで書いてくれようとするなんて、その心遣いだけで感激してしまいました。
しかも、彼女の番組が日本でも大人気であることなどをつたない英語で話すと、イーディは、視線をこちらにしっかりと向けて返事をしてくれたばかりか、去り際には、私の腕を何度も何度も優しくさすりながら、お別れをしてくれたんです。
あのときの温かい笑顔は今でもはっきり覚えています。
本当に優しく素敵な方で、こちらまで温かい気持ちにさせてくれるような方でした。
彼女がファンに優しいらしいというのは聞いたことがありましたが、本当にこんなに優しい方だったなんて、とっても感激しました。
この日、一番ファンになってしまいました♪
「ザ・ソプラノズ」が最後に作品賞を受賞した記念すべき年に、直接お話できただけでなく、サインもいただき、素敵な思い出もいただたなんて♪
一生の宝物になりました。
「あー、なんて幸せなんだろう!もうこれ以上ないくらいの幸せだなー」と今日1日の出来事を振り返って、また幸せの余韻に浸ってぼーっとしていると、なんとピンクのシャツが目に入ってきました。
「LOST」のロック:テリー・オクィンが目の前を通過しようとしていたのです!
私たちが呼び止めると足をとめて、一人一人と目を見ながら握手をしてくれました。
このとき、エミー像を持っていたそうなのですが、私は全く気付きませんでした。
ロックが目の前にいるだけでいっぱいいっぱいでしたから(笑)。
残念、、、。
やっぱり大きかったですが、ピンクのシャツを着たタキシード姿のテリーは、とてもかっこ良かったですよ♪
とはいえ、いつもTシャツ姿でジャングルを走り回っているロックしか見たことがなかったので、余計に新鮮でした♪
エミー賞授賞式は最初から最後までサプライズの連続でした。
幸せな出来事が次から次へ起きて、本当にこんなにラッキーでいいのか?と少し怖くなってしまう程(笑)。
夢を与えてくれる海外ドラマの世界。
それは、それを讃える授賞式の場でも、とても大きな夢を私に与えてくれました。
そして、帰国してからも予期せぬサプライズをくれたんですよ。

