とうとう3日目、エミー賞授賞式の日を迎えました。
何度も何度も目が覚めてしまい、いつ起きようかと迷っていたのですが、そんな時に、目覚ましのiPodから大音量で流れてきたのは、oasisの「Rock 'n' Roll Star」!
イントロに合わせて元気よく飛び起きたのは、言うまでもありません(笑)。

ハリウッドのヘアメイクさんに髪をセットしてもらい、ドレスに着替えたら、もう準備は万端!
ホテルのエントランスに下りていくと、リムジンが待っていました。
いよいよエミー賞授賞式へ出発です。

エミー賞が行われるのはパサディナにあるShrine Auditorium。
ホテルからは少し距離があったのですが、リムジンの中では、AXNの社長さんや担当者の方にそこでしか聞けないような貴重なお話をお伺いしながらだったので、とても楽しくて、あっという間でした。
「チャームド」のパイパーが悪い魔女かどうか試した教会として使われたAll Saints Churchの角を曲がれば、そこはもうリムジンの大渋滞!
セキュリティのチェックを受けたり、「この中にノミニーは乗っている?」とか聞かれたりするので、さあいよいよだ!と期待感も高まります。

そして、とうとうリムジンが停車。
会場へ到着です♪

とうとう来ちゃったよー!!と興奮しつつキョロキョロしていると、どこかで見たことのある少年が入り口にいました。
あ、と思ったら、「ザ・ソプラノズ」のアンソニーでした。

「こうやっていきなりスターたちがいるんだねー、次は誰に会えるかな??」なんて、浮き足だった状態でセキュリティゲートに向かったため、通過の際にセキュリティの人にバッグを渡したまま歩いていきそうになりました(笑)。
呼び止められて慌てて取りにいき、いけない、いけない、落ち着かなきゃ、、、と思っていたら、もうそんな状態じゃいられない出来事が!!

「あー!!!!!」目

私の尊敬してやまないあの方が今まさにセキュリティゲートを通過しようとしているではありませんか!!

そう、

David E.Kelleyです!!

即座にお隣を見て本人確認。
ちゃんと奥様のミシェル・ファイファーさんがいらっしゃいました。
(ちなみに私が彼女を見たのはこのときの数秒間だけでしたが<普通は彼女のほうばかり注目しますよね、きっと(苦笑)>、とても美しくて笑顔が素敵な方でした♪)

ということは・・・、

間違いない!
本物だ、本人だ!
まさか、まさかー、、、
本当に会えるなんて!!


その瞬間、その場に倒れるか、泣きそうなのか、何だか分からないフワフワした状態になって、足下がおぼつかなくなってしまいました(笑)。

誰かにちゃんとこれが事実だと認めて欲しかった私は、あろうことか隣にいらしたAXNの社長さんに
「David E. Kelleyですよね?David E. Kelleyですよね??」
と何度も確認(苦笑)。

社長さんに、
「そうだよ!本人だよー!」
と太鼓判を押してもらった私はさらに舞い上がってしまいました。

しかもです!

私は小さい声で言っていたつもりだったのですが、それでなくてもいつも声の大きい私のこと。
きっと大声だったんでしょうね(笑)。
日本人が、奥様のミシェルさんのことならともかく、自分の名前を何度も連呼していたのがとっても不思議だったんでしょう。
David E. Kelleyがかけていたサングラスをわざわざ取って私のことを見ていたんです。

そのおかげで、

なんと目が合ったんですよー!

その後のレッドカーペットを歩いている写真や映像ではサングラスをかけていたので、わざわざ確認のためにその時だけサングラスを取ってくれたんだと思います。

実は、私は、エミー賞授賞式に行く2週間前に、David E. Kelleyに手紙を出していたんです。
自分の人生を考える上でとても影響を受けたこと、彼のおかげで好きな文章書きを形にしようと思いブログを始めたこと、そして、そのおかげでエミー賞の授賞式に行けるになったということ等を、どうしても伝えたくて。
だから、David E. Kelleyの作品である「Boston Legal」がノミネートされている今年のエミー賞に行けるということが、私にとって大きな意味があったということも。

とはいえ、その時はエミー賞授賞式に行けるからといって、David E. Kelley本人に会えることはないと思っていました。
だから、何とか伝えなきゃ!と思って、手紙を書いたっていうのもあったんですよね。
David E. Kelleyがあんまり外に出たがらないっていうのも知っていたし、あんなに広い会場で、あんなにたくさんの方々がいるところで、自分が会いたい人、しかも俳優さんではなく、番組のプロデューサーに会えるなんていう幸運はないだろうって、諦めていました。
エミー賞の授賞式に行けることだけで、信じられないくらい幸せなことですしね。
David E. Kelleyが会場に来てくれていれば幸せだなあ、と思って日本を発ったんです。

それなのに、行けたことだけで奇跡に近いエミー賞の会場について、しかもその途端に憧れのDavid E. Kelleyに会えるなんて!
一瞬の出来事でしたが、私の中では信じられないほど幸せな出来事で、自分の強運さに驚きを隠せませんでした。
何故だか分かりませんが、運命ってこういうことなのかもしれない、と強く感じた瞬間でもありました。

ここにいるだけでも幸せなのに、David E. Kelleyに会えたなんて。

行く前にはあの人にも会いたい、この人にも会えたら、っていう希望はあったけれど、彼に会えた時からそういう希望が良い意味でなくなっていました。
単純に、授賞式を楽しみたい、そんな海外ドラマファンに変わっていました。
(レッドカーペットでもし機会があれば、David E. Kelleyに話しかけたい!という野望は少し生まれましたけど。)

しかし、レッドカーペットは良い意味でサプライズの連続。
それだけでは終わらなかったのです。

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