今日は、火曜日。
コールドケースのない初の火曜日である。
やっぱり落ち着かないなあー。
その反動か、「CSI:マイアミ3」を見逃しそうになった。
危ない、危ない。


ということで、もうすでに何回も見てしまった第1シーズン最終回のコールドケース。
今回は、最近多かった救いようのない被害者ではなく、本当にエゴのために犠牲になってしまった被害者:イヴの事件。

イヴは当時15歳。
マークという学校で一番素敵なボーイフレンドもいて、彼とパリに行くことを見ていた女の子。
そのイヴが、マークとデートしていた湖畔で、1986年に死体で発見される。

そして、この事件で湖畔で空き缶集めをしていたサムが18年間投獄されるが、DNA鑑定の結果、冤罪が証明されたことから、リリーたちの再捜査が始まる。

イヴは、歩いていても振り返る人が多い、可愛らしい女の子だった。
マークのほかにも、映画館で働いていたウェインも彼女を慕っていた。
そんな彼女をミュージックビデオを撮ろうとミュージックストアで働いていた年上のマックスが誘う。
その誘いにのることにしたイヴだったが、彼の目的がミュージックビデオではなく、彼女自身であることを知った彼女は、アトランティックシティ行きをあきらめる。

そこへ、現れたウェイン。
ウェインに送ってもらうように頼むイヴに対して、ウェインは一生懸命断ろうとする。
彼は家による必要があったからだ。
そして、そこには、息子に自分の相手をする女の子を連れてこさせる父親がいる。
ウェインはイヴを守りたかったのだ。

だが、イヴは家に寄ってもよいから、送ってくれと彼の車に乗り込んでしまう。

そこから、悲劇が起こる。

イヴが家に行くと、やはりウェインの心配通り、父親がイヴに襲いかかったのだ。
だが、警察に通報すると逃げたイヴに怒りがおさまらないウェインの父親。

湖畔でデートをしているイヴとマークを一緒に殺そうと、ウェインと湖畔に向かう。

ウェインは父親にやめるよう泣いて頼むが聞いてもらえない。

父親は、イヴを引きずり出し、レイプをして殺してしまう。
父親にマークを殺すように言われたウェインは、結局マークを殺せなかったが、結局、2人とも逮捕されるのだった。


昨今の日本でも小さな女の子が犠牲になる事件が頻発している。
特に、最近、毎日のように報道されている。

そんな中放送されたこのエピソード。
同世代が加害者であることも多かったりして、人ごととは思えなかった。


そして、残されたマーク。
彼は、イヴを今でもソウルメイトだったと言って、はかばらない。
そして、彼女を未だに愛しているとも。。。

10代の恋愛は、若さゆえ、それが全てだと思ってしまうことがある。
それから、何度か恋をして、様々な選択肢があることを知る。

しかし、マークは15歳で止まったまま、18年という歳月を過ごしてしまった。
イヴにちゃんとさよならを言えないまま、別れを告げられないまま。。。

そんなマークはイヴに面影が似ているリリーに、イヴを見てしまう。
リリーに、「私はイヴじゃない」と言われ、やっと現実に気付く。

そこで迎えるラストの湖畔の場面。

たぶん、マークは事件以来、その場所に近寄ることすらしなかっただろう。

湖畔で、イヴの幻影がマークに手を振る。
それに答えるマーク。

その瞬間にマークは現実を受け入れることが出来たのだろう。
マークにとっての18年、ずっとイヴの幻影と共に生きてきた18年間。

それを思うと、マークの後ろ姿がとても切なく見えた。

第1シーズン最終回にふさわしい、感動のラストだった。


さて、こうなると、来年始まる第2シーズンに期待がかかる。
今回、カイトの存在を忘れてマークの話を長時間聞いてあげてしまったがために、カイトから仕事ばかり最優先していると言われて別れを告げられたリリー。

「他人の人生をかぶりつきで見ているみたい」
様々な事件に対し、そんな思いでぶつかっているリリーだからこそ、事件の関係者にも親身になってしまうのだろう。
そんなリリーが、これからどんな事件をどのように解決していくのだろうか。

そして、気になるリリーの過去が明らかになるのか、幸せになることができるのか、スコッティを始めとする登場人物たちの今後は?、こそれらがどのように展開するのか、第2シーズンに大きく期待したい。

<お知らせ>
今回の最終回で、15歳のマークの吹替えを担当されたのは、私のブログにもコメントを書いてくださった鹿さん です♪
鹿さんの落ち着いた、優しい感じの声がマークのイヴに対する温かい心がとっても伝わってきました。

皆さんも一挙放送など機会があったら、ぜひぜひチェックしてみてください♪