【悲しみと怒り③】 | そうしたかった天使たち〜Limb-body wall complex 15週人工死産、流産 共に歩む

そうしたかった天使たち〜Limb-body wall complex 15週人工死産、流産 共に歩む

2011年重度男性不妊で不妊治療開始。1度目移植で妊娠、胎児異常発覚→15週人工妊娠中絶。2015年8週で進行性流産、2017年9回目移植→女児出産。2020年12回目移植で妊娠。妊娠高圧症候群・腎症で33週1712gの男児出産。13回目移植妊娠→2022年11月、切迫早産33週男児出産。47歳

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2012年4月
重度腹壁欠損・四肢奇形の為
第一子を15週で人工死産しました

当時のこと、現在のことを
綴っています


明るい話ではないことが多いですが
何かのお役に立てれば嬉しいです

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容赦なく中絶手術の段取りがきまっていく



F先生「助産師から詳しい説明があるので、別室で待っててね。」

主人&私「はい、ありがとうございました」


2人別室に移動し
無言で助産師さんを待ってました

悲しみより怒りが強くこの時涙は出なかった


助産師さんが改めて
入院前の診察のこと、入院、手術
その後の説明をしてくれました




助産師「大丈夫ですか?
突然のことで混乱しますよね。」

柔らかく穏やかな表情の助産師さんに
そう声をかけて頂き
怒りが少しおさまりました


一通りの説明が終わったあと

助「こんなこと言うのもあれなんだけどね…」

私「はい…」


助「先生は、ああ言ってらしたけどね…
(臍帯)ヘルニアは出産後すぐオペすれば治る可能性もあるし、セカンドオピニオン受けてみるべき。治療してやっと授かった命、やはり大事にもう一度お二人で話し合ってみては?
手術日迄少しありますからね。」


そう話してくれました


医療現場の暗黙の了解?掟?
そのようなことは私はよくわかりませんし、
助産師さんのこの助言は
賛否両論あるのかもしれませんが


私はとても救われました


先生の話に納得はしてなかったから。



診察室を出るとき

「セカンドオピニオン受けよう」
「12週は越えてやる」 
「絶対産む」
そう心に決めた



主人はどう考えてるかな?

気になりながら会計を終え病院を出ました



病院を出た途端
力が抜け涙が溢れ出てきた


主人「歩いて帰る?」
私「うん」




どこでセカンドオピニオン受けよう…
泣きながら私はそんなことを考えてたけど




あ…その前に…
勝手に私が決心しただけだったもやもや


泣くのをやめ主人に気持ちを伝えた


私「手術キャンセルしていい?
12週越えたい。」


主人「キャンセルしてその後どうするん?
赤ちゃんのことも勿論心配やけど、
母体も心配やで」



主人はこの時点で
諦める気持ちがまだ強かった様子



「どうやって諦めるよう説得しよう」
「言うことを聞かんやろな…」
「説得に時間かかりそうやな…」


そう考えてたと。(後日談)






この先何をどう考えていけばいいんやろ?

意見がまとまらないまま
自宅近くに到着


「とりあえず何か食べよう」

近所のうどんやさんへ。




かなり久しぶりに訪れたうどんやさんで
今後を左右する出会いがあるのでした