東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長 三村です。
10月6日の市民公開講座のことは前のブログで書きましたが、その翌日の10月7日から9日までは、日本矯正歯科学会の年次大会がキッセイ文化ホールをメイン会場として開催されました。
ここは、私が松本歯科大学に在籍していた際に、当時の小林学長が大会長になって、第7回顎関節学会を開催した思い出のある会場です。
(当時は松本文化会館という名称でしたが、命名権をキッセイ薬品が購入したため改称されました。)
また、この付近は松本市出身の私が高校生くらいまで遊び場にしていた辺りでもあります
4000名を超える参加者があったようですから、学会としては大成功でした。
演題は「矯正治療後の安定性を求めて」でしたが、そのテーマに即した講演はほとんどなかったものの、ノースキャロライナのPeck先生の話や矯正歯科の専門性についてのシンポジウムは興味あるものでした。
特に後者は日本歯科矯正器財協議会の小川会長が企画し、トリの講演を勤めましたが、小川会長の辛口の話が一番印象的でした。
しかしながら、シンポジウムにありがちな「パネラーが勝手な話をしてかみ合わない」傾向は否めませんでしたが、矯正歯科会における大きな問題点を投げかけてくれました。
矯正歯科専門医は「矯正歯科は専門性が高い」と言いながら、一般歯科医相手に矯正治療を教えて良いのか?見よう見まねで治療された患者さんは被害者にならないのか?
イン××ラインやイー××ナーのような取り外し式の装置だけですべてが治るのか?
矯正歯科医は歯型を採るだけで技工所にすべてを任せるスタイルは矯正歯科治療といえるのか?
一般歯科のアルバイト先で治療している患者さんは診断に必須のX線撮影をし、キチンと診断をした上で治療されているのか?
大学の矯正学講座は矯正歯科医を粗製濫造していいのか?
これから20年後にこの国の矯正歯科治療がどうなっているかを考えると、矯正歯科に関わるものすべてが考えないとならない問題ばかりです。
患者さんにも「賢い患者」になっていただく必要がありますが、矯正歯科に関わるすべての者がここらで襟を正さないと、この国の矯正歯科はこれ以上は発展しないと改めて思いました。

10月6日の市民公開講座のことは前のブログで書きましたが、その翌日の10月7日から9日までは、日本矯正歯科学会の年次大会がキッセイ文化ホールをメイン会場として開催されました。
ここは、私が松本歯科大学に在籍していた際に、当時の小林学長が大会長になって、第7回顎関節学会を開催した思い出のある会場です。
(当時は松本文化会館という名称でしたが、命名権をキッセイ薬品が購入したため改称されました。)
また、この付近は松本市出身の私が高校生くらいまで遊び場にしていた辺りでもあります

4000名を超える参加者があったようですから、学会としては大成功でした。
演題は「矯正治療後の安定性を求めて」でしたが、そのテーマに即した講演はほとんどなかったものの、ノースキャロライナのPeck先生の話や矯正歯科の専門性についてのシンポジウムは興味あるものでした。
特に後者は日本歯科矯正器財協議会の小川会長が企画し、トリの講演を勤めましたが、小川会長の辛口の話が一番印象的でした。
しかしながら、シンポジウムにありがちな「パネラーが勝手な話をしてかみ合わない」傾向は否めませんでしたが、矯正歯科会における大きな問題点を投げかけてくれました。
矯正歯科専門医は「矯正歯科は専門性が高い」と言いながら、一般歯科医相手に矯正治療を教えて良いのか?見よう見まねで治療された患者さんは被害者にならないのか?
イン××ラインやイー××ナーのような取り外し式の装置だけですべてが治るのか?
矯正歯科医は歯型を採るだけで技工所にすべてを任せるスタイルは矯正歯科治療といえるのか?
一般歯科のアルバイト先で治療している患者さんは診断に必須のX線撮影をし、キチンと診断をした上で治療されているのか?
大学の矯正学講座は矯正歯科医を粗製濫造していいのか?
これから20年後にこの国の矯正歯科治療がどうなっているかを考えると、矯正歯科に関わるものすべてが考えないとならない問題ばかりです。
患者さんにも「賢い患者」になっていただく必要がありますが、矯正歯科に関わるすべての者がここらで襟を正さないと、この国の矯正歯科はこれ以上は発展しないと改めて思いました。
