東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長 三村です。

バックスバニーのセル画をこのブログに出していて思ったことがあります。
バックスバニーも不正咬合だあ


矯正歯科の用語で上顎前歯の著しい舌側傾斜(歯が表に出ているのではなく、内側に傾いていること)を”ウサギの歯のようだ”という意味で"Rabbitting"と言います。
rabbitはご存じのようにウサギですから、そこから派生した造語でしょう


バックスバニーのように上顎前歯が舌側に傾斜している方は、学名で言うと「アングルⅡ級2類」と言います。
アングル先生という近代矯正学の神様のような方の分類に従った表現です。
不正咬合の5%ともそれ以下とも言われており、日本人には珍しいとされています。
日本矯正歯科学会の専門医制度の受験カテゴリーでもこのⅡ級2類がないからと代替症例を提出している方が多いようです。

実際にrabbittingのある口の中はというと・・・


上顎中切歯(真ん中の歯)が内側に傾斜しています。
日本人はこの種の不正咬合にはあまり気付かない方も多いです。
「少し前歯が凸凹かも?」位にしか思っていないみたいな感じです。
矯正歯科医からすると骨格にも影響が出るので早く手を付けたいと思うのですが
何より、「歯並びの悪い矯正歯科医ってどうよ?」というところでしょうか?