東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長 三村です。

光学写真(普通のカメラで撮る写真)はもうデジカメが一般的ですね。
むしろフィルムを装填するカメラは写真学校の学生さんか、プロでも何か特殊な目的を持っていないと使っていないと思います。
矯正歯科の分野でも毎回、ステップ毎に写真をとりますので以前は一日にリバーサルフィルム(スライド用写真)36枚撮を2本程度使ってきました。
「リバーサルフィルム1枚の持つ情報は焼いたらA1のサイズ1枚以上だ」というような話を聞いたため、
みむら矯正歯科では写真をデジタル化するまでに、スキャナを新しくしたりとバタバタ抵抗していました。
しかし、デジタル化が進む中で一眼レフをデジタルに変えたら、これが本当に楽で便利できれいなんです。(当たり前か!!)

矯正歯科で撮影するX線写真も昔のフィルムの写真と同じ銀塩写真ですが、これを撮影してから現像するのに自動現像機が活躍していました。
アナログのX線写真は銀をアセテートフィルムに定着させますので、現像液の廃液には銀が含まれており、専門の精錬業者が回収に来ます。
業者とのやりとりです。
「X線写真ってデジタル化が進んでいるみたいだけど、廃液を出す医院ってどのくらい?」
「そうっすねえ。昔の2割ですかね。この1年で激減しましたよ!」

この言葉は私の背中を押しました。
デジタル化するとセファロ(以前のブログに書きました)の撮影方向が変わるため、治療前後の比較をしにくくなるとか、トレースをする間に症例のイメージを把握するということがあり、「セファロだけはアナログでしょ!」と考えてきました。
「デジタル化をするなら、CTを導入しなきゃだめだよね!」とも考えておりました。

「21世紀の矯正治療はインプラントアンカーとCTが変える!」と明言をしてきた私としては、ここで無謀にもCTまでを導入することにしてしまいました。
日本政策金融公庫に多大な借金を致します。(金利はすごく安いけど。)
従いまして、自動現像機の世話になるのもあと1週間。
みむら矯正歯科
のブラッシングコーナー奥の自動現像機は4月にはデジタルX線のサーバー機に取って代わります。
開業以来、メインテナンスを繰り返し、外の箱以外は
モーターからローラーからすべてが新品に変わってきた名器が去っていきます。
(別の矯正歯科で欲しいというところがあり、嫁に行くことになりました。)


4月からは「
みむら矯正歯科」のX線写真は完全にデジタル化します。
今まではCT撮影のために大学に行っていただいておりましたが、それも院内で可能になります。
乞うご期待!!